メディックス
ネット広告事業で培った「LTV向上施策」を活かし
“カスタマーサクセスサイト”制作を支援
カスタマーサクセス部門を持つ企業の多くが抱える “スケール(拡大・拡張)対策”問題。人海戦術に頼ったハイタッチ対応だけでは、すべての顧客に最適化したフォローはできない。ネット広告の代理店事業を20年以上、展開してきたメディックスは、SaaS企業のLTV向上をミッションに、オンボーディングを省力化するサイト制作パッケージの提供を開始した。
「カスタマーサクセスサイト制作ツール」の提供を7月から開始したメディックス。20年以上インターネット広告の総合代理事業を提供して来た同社が、SaaS企業のLTVを向上させるための知見とサイト制作ノウハウを詰め込んだソリューションだ。グローバルで最も高いシェアを持つCMSツール「WORD PRESS」を採用、HTMLやプログラム知識がなくとも直感的にサイトを制作できる。
「カスタマーサクセスにおいては、とくにオンボーディングプロセスの良し悪しがチャーン(解約)に大きく影響します。多くのSaaS企業は、このプロセスをハイタッチ対応に終始し、スケールを前提としたテックタッチ構築に手が回っていない。そこで当社がこれまで蓄積してきたナレッジを活かし、“オンボーディング支援を型化”したソリューションとして提供開始しました」(SaaS Growth Partners マネージャー 小松知志氏)
画面構成例が画像で、記事を作成する際は必要なパーツを選択、テキストを入力していくと完成する。基本的なUIパターンはあるが、カスタムオーダーも可能。プログラミングに詳しくないCS担当者にも扱いやすい仕様となっている。
また、同社内のBtoB・SaaS企業を専門に支援するグループから、コンテンツの企画から実作までサポートを受けることも可能だ。
オプションとして、カスタマーマーケティングの全体設計をサポートするメニューを用意。オンボーディングの成功に向けたユーザーのニーズの整理と対応するコンテンツの制作を支援する。
価格は、ベースプラン(使い方動画およびFAQページ、プライバシーポリシー)で190万円、制作期間は最短2カ月。オプションウェビナー一覧やマニュアルのダウンロードページなどの追加、原稿制作、カスタマージャーニー設計、ホワイトペーパー制作などにも対応している。
(2023年10月号 月刊「コールセンタージャパン」掲載)