タカコム |
詳細を見る | 対象ユーザー | 小規模から大規模コールセンター、金融、一般企業 |
対象規模 | 小~大規模 | |
製品形態 | オンプレミス型 | |
価格情報 | 個別見積り | |
製品概要 | タカコムは、通話録音装置の専業メーカーとして独自の企画・開発力を活かした通話録音ソリューションを提供。さらなる通話録音の活用に向け音声認識搭載シリーズの開発に注力しており、通録+テキスト化を一体化した「通話録音装置 VR-TR785」や、タカコム通話録音装置と連携して音声認識に対応する「通話録音サーバ VR-TRS110」、複数の通話録音装置から音声データを収集して全文テキスト化に対応する「音声データ集中管理システム VR-TR910CES」に加え、リアルタイム音声認識に対応したPCアプリ「VR-RS100RDW」をリリース。高精度の音声認識の導入を低コストで実現し、音声ビックデータの可視化・分析の基盤を提供する。 | |
低コストでリアルタイム音声認識を実現
センター規模を問わず幅広い用途で活用
リアルタイム音声認識&録音アプリ VR-RS100RDW
タカコム
通話内容をテキスト化するうえで不可欠な通話録音システム。従来は、導入決定から運用開始まで相当な工数がかかり、導入費用も数千万円に達するケースもあった。通話録音装置メーカーのタカコムは、リアルタイム認識に対応した通話録音アプリ「VR-RS100RDW」を手頃な価格で提供。音声データの利活用における業務改善・課題解決をサポートする。
コールセンターでは近年、音声認識システムのニーズが高まっている。「ChatGPT」を中心とした生成AIで、通話データの要約といったテキスト処理をする際にも、音声認識システムの導入は必須だ。しかしながら、費用面での課題や、生成AI利用時のセキュリティ上の不安が存在し、導入に二の足を踏む企業もある。
通話録音装置の専任ベンダーであるタカコムは、会話の可視化によるサポート品質向上を実現すべく、PCにインストールするだけでリアルタイムに音声認識が可能な通話録音アプリ、「VR-RS100RDW」を提供する。特筆すべきはそのリーズナブルな価格だ。1席あたり8万8000円(税別)の買い切り型で、月額費用は不要。これまで音声認識を活用したくてもコスト面で断念していた中小規模のセンターでも導入しやすい。
システム構築に特定の回線工事などは不要で、添付のアダプタを利用した固定電話との接続はもちろん、ソフトフォンでも利用できる。SVやマネージャーの管理機能では、会話の絞り込み検索やリアルタイムモニタリング機能を通じて、顧客との対話内容に誤りや案内漏れがないか確認できるほか、通話ごとに数値化されるオペレータの「発話品質」「発話率」「話速」「かぶり回数」「NGワード」などの診断項目をもとに応対品質を評価、新人オペレータの育成に貢献する。
通話後の自動要約機能を追加 ACW短縮、要約内容の均質化に寄与
図 「VR-RS100RDW」と自動要約システムとの連携──運用イメージ
2023年秋より、エーアイスクエアが提供する自動要約システム「QuickSummary2.0」との連携を開始した(別途、エーアイスクエアとの契約が必要)。本サービスを利用することで、VR-RS100RDWの再生画面/後処理画面で「要約」ボタンをクリックすれば、テキスト化した通話内容を自動要約できる。「抜粋要約」「生成要約」ともに対応可能だ。要約結果はCRMシステムにそのまま貼り付けられるため、後処理時間(ACW)が大幅に短縮できる。タカコム 新規事業推進部 課長補佐の山内幸治氏は、「応対内容の要約スキルは、オペレータごとにバラツキが生じやすい。自動要約システムのAIが重要用語を抜粋し、そのままCRMシステムに情報を反映できます」と説明する。セキュリティ面でも万全の体制を整備している。発話内容を判定する対話行為ラベルや重要度判定モデルを活用し、個人情報にあたる部分を排除可能。生成AIとの連携処理時にも個人情報が自動でマスキング処理される。
通話録音装置に蓄積された音声/テキストデータは、センターの応対品質を維持していくうえで必要不可欠なナレッジだ。VR-RS100RDWは、VOC活用からクレーム対策、オペレータ教育まで幅広い活用が期待できそうだ。
お問い合わせ先 |
株式会社タカコム |