セブン銀行(東京都千代田区、松橋正明代表取締役社長)は2023年9月、ATMを第4世代へ刷新、新世代ATMを開始した。
具体的には、ATMで各種変更手続きが可能な「ATM窓口」と、新サービスなどを案内する「ATMお知らせ」を開始する。
「ATM窓口」は、口座開設や住所・電話番号などの変更受付をATM上で手続き完結できるというもの。「ATMお知らせ」では、入出金取り引きなどの目的でATMを利用した際、届出情報の変更有無の確認や商品・サービスを紹介する。新型ATMでは、顔認証機能を活用したキャッシュカード不要の入出金取引も開始予定。2画面一体型の大型ディスプレイとマイナンバーカード・在留カードをかざすことで各種手続きが可能になるという。
左から、日本マイクロソフト 業務執行役員の西脇資哲氏、静岡銀行 デジタルチャネル営業部長の大石康太氏、タレントの谷まりあ氏、セブン銀行 ATM+企画部長の柏熊俊克氏
「ATMお知らせ」では、静岡銀行、群馬銀行、東日本銀行の対象取引で提供開始する。新型ATMは2023年9月より順次導入を開始し、2025年3月までに全国に設置中の全台を新型ATMに入替予定。
静岡銀行 デジタルチャネル営業部長の大石康太氏は、「セブン銀行ATMの利用傾向を調査したところ、時間帯別の利用率は銀行窓口の営業時間外が7割程度。利用場所をみると、静岡銀行の営業県外での利用も4割程度。セブン銀行ATMの認知度は非常に高まっていると思います。スマートフォンの操作に不慣れな方や、平日日中に銀行窓口に出向くことができない方にとって利便性が高い。あらゆる手続きをセブン銀行ATMで完結できることを期待しています」と語った。