老若男女関係なく活躍でき、和やかな雰囲気だ
活き活きと働いている様子が見て取れる
健康のことなど、話題が尽きない様子
フィナンシャル・エージェンシー
紙のマニュアル、操作手順の徹底
シニアが活躍できる環境づくり
採用難対策でシニア採用を検討した担当者は多いはずだ。しかしそこにはITリテラシーをはじめ、多くの壁がある。
保険業に特化したコンタクトセンターを運営するフィナンシャル・エージェンシーは、積極的なシニア採用を進めている。
休憩室に血圧計が置いてあり、マニュアルを紙でも用意している。PCの起動ひとつにしても、ボタンに色を付け押す順番を記述。手順を覚えやすくする工夫が目立っている。
オペレータの鈴木さんは同社に決めた理由について「仕事を続けようと求職活動をする中、年齢不問で選考をちゃんと行ってくれていたのがフィナンシャル・エージェンシーだった」と、満面の笑顔で話す。
「同世代を10名くらい一気に採用すると、連帯感が生まれやすく居心地が良くなるようです」と言うのは、人事担当の近藤さんだ。“同期の桜”的な感情が生まれやすいようで、少数で採用したときとは「定着率がまるで違います」(近藤さん)という。
実際に、休み時間の休憩室をのぞくとよもやま話に花を咲かせている様子が見て取れる。やりがいについて尋ねると、「若い人とマッチイーブンで同じように業務ができます。お互いに楽しく仕事をできているし、若さを貰っているような気がしますね」
定年退職しても働きたいという求職者は多い。会社は彼らの経験を活かし、彼らは自己実現を果たす。活気にあふれたセンターは、好調な同社の象徴ともいえそうだ。
コメントをいただいたオペレータの鈴木さん
手順を作業化できるよう、細かく記載されている