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2016年11月号 <連載/実践>

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実践

お客様の真意を聞き出す 『インタビュースキル』の磨き方:第5回(最終回)

「なぜ質問するのか」の理解が重要

窪田尚子

インタビュースキルは、スクリプトに定型質問を組みこむなど表層的なテクニックでは成功しない。目的を十分に理解しなければ、「どこまで質問し、踏み込めばいいのか」「なぜわざわざ質問して会話を掘り下げなければならないのか」という疑問をオペレータに抱かせる。事例からよくある課題とポイントを探る。


RFPの勘所 ベンダーマネジメントの基礎:第5回

「業務仕様書」運営&システム面の作成ルール

加賀 宝

RFPには記載が漏れた結果、後日大きなダメージをおよぼす項目が多い。第5回目となる今回は、運営、システム面で不可欠なドキュメントの内容とそのポイントについて解説。アウトソーシングを成功させるために不可欠なヒントをまとめる。


実態調査から探る! 「カスタマーエクスペリエンス実践」の課題と展望:第4回

お客様が望む“価値”を知る──
CX実践課題(3)「現場への展開と浸透」

川野克俊

カスタマーエクスペリエンスの実践では、「顧客への提供価値」がすべての顧客接点で認識され、オペレーションに反映されていることが理想だ。コンタクトセンターでは、オペレータの一人ひとりが“価値”を理解し、電話対応している状態にあたる。しかし、センター規模が大きくなるほど、その状態を作るのは困難になる。CXを現場へ展開・浸透させる方法について考察する。



2016年11月号 <連載/戦略>

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戦略

どこまでできるの? はじめてのAI活用!:第4回

コミュニケータの入力作業が不要になる!?
音声認識+対話要約で後処理時間を削減

渡邊績央/神田晴彦

前回まで、コールセンターにおけるAI活用の基礎的な説明を行ってきた。今回は、AI活用の具体的例として、コミュニケータの「応対履歴を残す」という作業の効率化について考察する。顧客との対話を文字化し、必要な事柄を記録する。センター運営現場では、ぜひとも効率化したい業務だ。


サービスサイエンス活用のススメ 〜コンタクトセンターの存在価値を示す〜:第4回

サービスプロセスをモデル化し
現場でなすべき行動を明確化する

松井拓己

モノ作りと同様、サービスにも設計が必要だ。これがなければ組織的なサービス改革はなしえない。設計を通して、現場の価値ある経験知を組織の力に変えることもできる。具体的な設計手法のひとつである「サービスプロセスのモデル化」を取り上げる。


2016年11月号 <サービスのプロに聞く>

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尾崎 浩司 氏

“本当に良いもの”に前例なし──
稀代のバーテンダーが説く心のサービス

南青山 バー・ラジオ
現役オーナー兼バーテンダー
尾崎 浩司 氏

Profile

1944年生。72年バー・ラジオ、86年セカンド・ラジオ、98年サード・ラジオをオープン。現在はサードの1店舗で営業中。華道小原流教授。茶道は裏千家・今日庵と、現在は武者小路千家・官休庵で勉強中。茶道の美意識を基に独学で、バーテンダーとしての現在のスタイルを作り上げた。

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

2016年11月号 <ソリューション&サービス>

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ソリューション & サービス

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

HRM支援ソリューション

適性診断、育成・戦力化、マインド管理──
“人財”を可視化する5社のサービス

労働力不足が深刻さを増している。いかに適性ある人材を採用し、スキルを見極めながら育成、戦力化するか、さらにマインド高く働き続けてもらうかは重要な課題だ。“経験と勘”に頼るのではなく、個々の適性・スキル・マインドを可視化し、科学的アプローチで“人財”を活かす5社のサービスをみる。

(1)採用
定着する人材特性を見極め
業務・職場とのマッチング図る

ネクストエデュケーションシンク
キューアンドエーワークス

(2)人事管理
静的・動的な情報を横串で管理
人事の“ビッグデータ活用”

プラスアルファ・コンサルティング

(3)マインド管理
ストレス度、モチベーション
“働く意欲”のマネジメント

リンクアンドモチベーション
アドバンテッジ リスク マネジメント

2016年11月号 <センター探訪>

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センター探訪

人材開発本部アルバイト採用チーム コンシェルジュの松村弥永子氏(写真左)とコンシェルジュ責任者の日原好実氏

エー・ピーカンパニー

応募者にも会社にも“幸せな採用”を目指す
現場経験者ならではの緊張ほぐすトーク術

 言葉遣いに身だしなみ、面接官の雰囲気──。たとえアルバイトでも、面接に臨む応募者はさまざまな不安を抱くものだ。居酒屋チェーン「塚田農場」「四十八漁場」など195店舗を運営するエー・ピーカンパニーのコールセンターは、アルバイトの応募・問い合わせを受け付けている。主に、「求職者の不安解消」と「募集店舗とのマッチング」を担う。

 塚田農場といえば、宮崎、鹿児島、北海道の地鶏や野菜を使った料理に加え、フレンドリーな接客がウリだ。接客の手法は、従業員1人ひとりの自発的な工夫によって発案され、「お客様の期待を超えるサービス」として提供されている。そのため、採用の時点で、同社の店舗での仕事に「楽しさ」「やりがい」を見出せる人材かどうかの見極めが重要だ。コールセンターは、副社長の管轄下にあり、“どのような人材を採用するか”を重視していることがわかる。「お客様の喜びの基盤には、従業員の喜びがあります」と人材開発本部 アルバイト採用チーム コンシェルジュの日原好実氏は語る。

 コンシェルジュ7人のうち、5人は店舗勤務経験者だ。繁忙期には臨時で接客業務に入るため、各店舗の雰囲気は十分に把握している。求職者には希望店舗が「合わない」と感じたら、ほかの店舗や業種を案内することもある。応対スクリプトはほぼなく、ヒアリングはコンシェルジュの判断で展開している。「緊張しているようなら、まず不安の理由を聞き出すことから始めます」とコンシェルジュの松村弥永子氏。とくに学生は、社会人を相手に委縮していることが少なくない。やわらかい言葉遣いで、「初めはどんな仕事を任されるのか」などを具体的に伝えるよう努めている。応対時間は長くなるが、不安や疑問を残したままだと、“ドタキャン”も増える。採用効率を向上し、よりよい人材を確保するためには欠かせないプロセスだ。

センター探訪

センター探訪

元店舗スタッフがコンシェルジュとして採用受付を担当

センター探訪

社内のカフェで休憩

 

コールセンタージャパン 2016年11月号(10月20日発売)

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表紙

特集

“補充できない時代”のセンター運営
パフォーマンス最大化
「20のチェックリスト」

Part.1 <チェックリスト>
人材教育だけで生産性は向上しない!
マネジメントが実践すべき4つの重点施策

Part.2 <ケーススタディ>
WFM、スキル管理、「平準化」教育
“限られたリソース”を活かす4社の工夫

三井ダイレクト損害保険/グローリーテクノ24/健康コミュニケーションズ/GMOメディア

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特集扉

第2特集

決定!
コンタクトセンター・アワード2016

ナレッジ、CTI、サポート支援ツール──
顧客/利用者視点の「IT活用」が高評価

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第2特集扉

特別企画

コールセンター/CRM
デモ&コンファレンス2016 in 東京 事前特集

詳細を見る

特別企画扉

戦略を学ぶ

インタビュー

ジュピターショップチャンネル
代表取締役社長
篠原 淳史 氏

“テレビ通販だけ”の時代は終焉!
業界最大手が仕掛けるオムニチャネル戦略

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篠原 淳史 氏


CS戦略

旅工房
コンシェルジュが提供する「おもてなし体験」

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トレンドをつかむ

Focus-Topics

現場発でもCXは向上できる!
ボトムアップ型NPS活用術

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Focus-CallCenter

ロイヤルティを高めるモニタリング
カスタマージャーニーマップを活用する(下)

インサイト 大西美佳

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5年後のコンタクトセンター研究会

カスタマー・エクスペリエンス分科会
CXへの関心度をアンケート調査
現状に見る4つの課題

──ISラボ 代表 渡部弘毅

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NEWS DIGEST/掲示板

伊予銀行/WOWOWコミュニケーションズ/日本ATM/アドバンスト・メディア/U-NEXTマーケティング/オウケイウェイヴ/テクマトリックス/日本ブレケケ/アイティフォー/東芝/KDDIエボルバ/ベルシステム24/イナゴ/TMJ/うるるBPO/IDC Japan

現場を知る

カイゼンの軌跡

ケンコー・トキナー
ベテランの経験・知識を全組織で共有
“回答不能”を減らしコールバックを断つ!

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サービスのプロに聞く

南青山 バー・ラジオ
現役オーナー兼バーテンダー
尾崎 浩司 氏

“本当に良いもの”に前例なし──
稀代のバーテンダーが説く心のサービス

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センター探訪

エー・ピーカンパニー(塚田農場運営)
応募者にも会社にも“幸せな採用”を目指す
現場経験者ならではの緊張ほぐすトーク術

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リーダー・オブ・ザ・イヤー 2015

NTTマーケティングアクト
福岡コンタクトセンタオペレーションマネジャー
外山 裕子 氏

誰が抜けても同じ品質、生産性──
スキル格差をなくすカイゼンを主導

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ITを知る

ソリューション&サービス

HRM支援ソリューション
適正診断、育成・戦力化、マインド管理──
“人財”を可視化する5社のサービス

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ITの選び方&使い方

日産自動車
PDCAサイクルの“速度”“範囲”を向上
VOCを即・可視化する「テキスト分析ツール」

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IT企業に聞く!

GNネットコムジャパン
日本のオフィス環境ならば“両耳タイプ”が効果的
ヘッドセットが作りだすオペレータの集中力

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New Products

エフコミュニケーションズ/バーチャレクス・コンサルティング/セールスフォース・ドットコム

データを捉える

DATA FILE by HDI-Japan

問い合わせ窓口格付け調査
──損害保険業界

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DATA FILE

2016年法人顧客向けテクニカル
サポートコールセンター満足度調査
──J.D. パワー アジア・パシフィック

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DATA FILE/今月の就業データ

就業形態/エリア(集積地)別
有効求人倍率推移(2016年8月)

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連載

実践

お客様の真意を聞き出す
『インタビュースキル』の磨き方:第5回(最終回)
窪田尚子

RFPの勘所
ベンダーマネジメントの基礎:第5回
加賀 宝

実態調査から探る!
「カスタマーエクスペリエンス実践」の
課題と展望:第4回
川野克俊

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戦略

どこまでできるの?
はじめてのAI活用!:第4回
渡邊績央/神田晴彦

サービスサイエンス活用のススメ
〜コンタクトセンターの
存在価値を示す〜:第4回
松井拓己

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コラム

市界良好:第55回
秋山紀郎

AfterCall〜電話の後で:第55回
長掛文子/松本洋奈

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第21回
渡部弘毅

3 Minutes Lesson
毎日できるメンタル・ケア:第36回
奥 富美子

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マンガ

督促オペレータ奮闘記(46)
榎本まみ

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NTTソフトウェア、音声・ビッグデータソリューションのAI機能を強化

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NTTソフトウェア(東京都港区、山田伸一社長)は、2016年9月に発足したAI推進プロジェクトの第一弾取り組みとして、音声・ビッグデータソリューション「ForeSight Voice Mining(フォーサイトボイスマイニング)」におけるAI機能を強化した。2017年春から提供を開始する。

ForeSight Voice Miningは、音声認識・分析・AIの技術を組み合わせたソリューション。大量の通話音声データを分析し、回答候補の自動検索などによる応対品質向上やVOC(顧客の声)を基にした業務プロセス改善を支援する。金融・情報通信業界を中心に2000席以上の導入実績がある。

AI機能の強化によって、「①店舗窓口の応対支援」「②チャット問い合わせへの自動応答」が可能となった。
①店舗窓口への応対支援:
インテリジェントマイク(特定の音声を収集するマイク)を使用し、顧客の発話内容に関連のあるナレッジを回答案として提示する。
②チャット問い合わせへの自動応答:
同社のチャットサポートシステム「Remote Attend」と連携し、AIチャットボットを実現する。チャット画面に入力されたテキストの意図を理解し、適切に回答する。

今後は、各ソリューションへのAI技術の追加を段階的に実施する。2018年度で50億円の売上げを目指すという。また、NTTグループが2016年5月に発表したAIのブランド「corevo(コレボ)」を活用した新ビジネスの展開も予定している。

ナビタイムジャパン、カーナビアプリ上で無料トラブルコールサービス提供

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ナビタイムジャパン(東京都港区、大西啓介社長)は、カーナビアプリ「NAVITIMEドライブサポーター」および「カーナビタイム」上で、無料トラブルコールサービスの提供を開始した。

「車の調子が悪い」「事故を起こした」といったトラブル時の電話相談サービス。問い合わせは、日本ロードサービス(東京都足立区、小田祐治代表取締役)のコールセンタースタッフが受ける。ロードサービスが必要かわからない状態でも気軽に相談できる窓口として機能させたいという。


ナビタイムアプリ
アプリに追加されたトラブルコールサービス(無料)

アプリをダウンロードしたすべてのユーザーを対象にサービスを提供する。有料会員向けの「NAVITIMEロードサービス」加入者は、無料相談に加え、ロードサービスの手配まで完結できる。

[製品紹介] LA-6000 / ネクストジェン

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LA-6000

ネクストジェン
 
詳細を見る
対象ユーザーコールセンター、お客様対応窓口の部署および金融機関等
対象規模-
製品形態-
価格情報チャネルライセンス:25,000円(税別)/1ch オンデマンドライセンス:要問合せ
製品概要ソフトウェア製VoIP対応ボイスロガー「LA-6000」

「LA-6000」は、ソフトウェアベースのIP-PBX対応ボイスロガー製品だ。小規模~大規模ネットワークまで対応でき、チャネルライセンスとオンデマンドライセンスの2つのライセンス方式により、回線数や席数に応じた柔軟な導入が可能である。また、アプライアンス製品とは異なり、ハードウェアの保守制限を気にすることなくシステムを継続的に利用できるなどの利点を備えている。さらに、当社のボイスストレージ「VoISplus」と連携し、録音データの一元管理を実現する。
 
  • 製品紹介

 

VoIP対応ボイスロガーと、固定/携帯、複数拠点録音が 1システムで可能なボイスストレージを発売

LA-6000、VoISplus ネクストジェン
ネクストジェンは、大手通信事業者に豊富な実績を持つVoIPのパイオニア。TEAC社から譲り受けたアナログ・ISDN対応ラインナップに加えて、急速に普及が見込まれるVoIP/ネットワーク対応を進めるとともに、今後は感情解析機能などを搭載した統合型ボイスロギングソリューションを展開していく。
迫りくるIP化の波 アナログとの併用が必須

 2025年に予定されている、PSTN網のIP網への移行とともに、企業・コンタクトセンターの通信回線とPBXのIP化は待ったなしの状況となっている。一方で、IPソリューションへのマイグレーションには、アナログやISDNとの併用を前提としたソリューションが必須だ。

ソフトウェア製VoIP対応 ボイスロガー「LA-6000」

 「LA-6000」は、ソフトウェアソリューションであり、チャネル単位でのライセンス体系や、ハードウェアの保守制限を気にすることなくシステムを継続的に利用できるなどの利点を備えている。また、「VoISplus」と連携し、録音データの一元管理を実現している。

これからの時代に求められる一つの解「VoISplus」

 「VoISplus」 は、複数拠点のボイスロガーから通話録音データを収集・蓄積・再生する統合「ボイスストレージ」ソフトウェアソリューションだ。ボイスロガーも、アナログ・ISDN対応の「LA-5000」等に対応しており、IPだけでなく、既存の環境を含めて録音データの蓄積が可能だ。また、NTTドコモの「通話録音サービス」と、KDDI法人向け音声サービスの付加機能として提供する通話録音(KDDI光ダイレクト・auオフィスナンバー・オフィスケータイパック)にも対応し、1つの筐体で固定電話(PBX)と複数の携帯電話の通話録音を可能としている。

VoISplus対応ボイスロガーおよびサービス
VoISplus対応ボイスロガーおよびサービス
※LA-5000とVoISplusの連携には、別途コールロガー(ボイスロガーに一時保存されている録音データの収集等を行うソフトウェア)が必要となります
今後は高度な解析/分析系と貯蔵庫の2極化へ

 各種の問い合わせを集中的に受け付けるコンタクトセンターも、取り扱う商品の多様化と高度化に伴い、通話録音データから各種の解析や分析を行い、対応品質の向上やサービス開発に取り組むところが増えてきている。所謂VOC(Voice of Customer)だ。一方で、増え続けるコストと手間を考慮し、とりあえず録音できていればいい、とするユーザーも少なくない。今後はデータ解析/分析機能とコストの両面での対応が求められてくるだろう。

 現在、ネクストジェンは産学連携で音声データの感情分析等の研究を進めており、近い将来、VoISplusなどへの搭載も検討している。

 また、「LA-6000」と「VoISplus」は、ソフトウェアソリューションならではの強みを活かして、チャネルライセンス方式やオンデマンドライセンス方式(仮称)等による柔軟な導入が可能だ。

お問い合わせ先
株式会社ネクストジェン
エンタープライズソリューション事業本部
TEL:03-5793-3230
URL:https://www.nextgen.co.jp/

[製品紹介] VoISplus / ネクストジェン

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VoISplus

ネクストジェン
 
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対象ユーザーコールセンター、お客様対応窓口の部署及び金融機関等
対象規模-
製品形態-
価格情報ベースライセンス:1,000,000円(税別)
製品概要これからの時代に求められるボイスロギングソリューションの一つの解「VoISplus」

「VoISplus」は、複数拠点のボイスロガーから通話録音データを収集・蓄積・再生する統合「ボイスストレージ」ソフトウェアソリューションだ。ボイスロガーも、アナログ・ISDN対応の「LA-5000」等に対応しており、IPだけでなく、既存の環境を含めて録音データの蓄積が可能だ。また、NTTドコモの「通話録音サービス」と、KDDI法人向け音声サービスの付加機能として提供する通話録音(KDDI光ダイレクト・auオフィスナンバー・オフィスケータイパック)にも対応し、1つの筐体で固定電話(PBX)と複数の携帯電話の通話録音を可能としている。
 
  • 製品紹介

 

VoIP対応ボイスロガーと、固定/携帯、複数拠点録音が 1システムで可能なボイスストレージを発売

LA-6000、VoISplus ネクストジェン
ネクストジェンは、大手通信事業者に豊富な実績を持つVoIPのパイオニア。TEAC社から譲り受けたアナログ・ISDN対応ラインナップに加えて、急速に普及が見込まれるVoIP/ネットワーク対応を進めるとともに、今後は感情解析機能などを搭載した統合型ボイスロギングソリューションを展開していく。
迫りくるIP化の波 アナログとの併用が必須

 2025年に予定されている、PSTN網のIP網への移行とともに、企業・コンタクトセンターの通信回線とPBXのIP化は待ったなしの状況となっている。一方で、IPソリューションへのマイグレーションには、アナログやISDNとの併用を前提としたソリューションが必須だ。

ソフトウェア製VoIP対応 ボイスロガー「LA-6000」

 「LA-6000」は、ソフトウェアソリューションであり、チャネル単位でのライセンス体系や、ハードウェアの保守制限を気にすることなくシステムを継続的に利用できるなどの利点を備えている。また、「VoISplus」と連携し、録音データの一元管理を実現している。

これからの時代に求められる一つの解「VoISplus」

 「VoISplus」 は、複数拠点のボイスロガーから通話録音データを収集・蓄積・再生する統合「ボイスストレージ」ソフトウェアソリューションだ。ボイスロガーも、アナログ・ISDN対応の「LA-5000」等に対応しており、IPだけでなく、既存の環境を含めて録音データの蓄積が可能だ。また、NTTドコモの「通話録音サービス」と、KDDI法人向け音声サービスの付加機能として提供する通話録音(KDDI光ダイレクト・auオフィスナンバー・オフィスケータイパック)にも対応し、1つの筐体で固定電話(PBX)と複数の携帯電話の通話録音を可能としている。

VoISplus対応ボイスロガーおよびサービス
VoISplus対応ボイスロガーおよびサービス
※LA-5000とVoISplusの連携には、別途コールロガー(ボイスロガーに一時保存されている録音データの収集等を行うソフトウェア)が必要となります
今後は高度な解析/分析系と貯蔵庫の2極化へ

 各種の問い合わせを集中的に受け付けるコンタクトセンターも、取り扱う商品の多様化と高度化に伴い、通話録音データから各種の解析や分析を行い、対応品質の向上やサービス開発に取り組むところが増えてきている。所謂VOC(Voice of Customer)だ。一方で、増え続けるコストと手間を考慮し、とりあえず録音できていればいい、とするユーザーも少なくない。今後はデータ解析/分析機能とコストの両面での対応が求められてくるだろう。

 現在、ネクストジェンは産学連携で音声データの感情分析等の研究を進めており、近い将来、VoISplusなどへの搭載も検討している。

 また、「LA-6000」と「VoISplus」は、ソフトウェアソリューションならではの強みを活かして、チャネルライセンス方式やオンデマンドライセンス方式(仮称)等による柔軟な導入が可能だ。

お問い合わせ先
株式会社ネクストジェン
エンタープライズソリューション事業本部
TEL:03-5793-3230
URL:https://www.nextgen.co.jp/

[製品紹介] 通話録音システム Voistore Pro. (ボイストア・プロ) / アルファコム

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通話録音システム Voistore Pro. (ボイストア・プロ)

アルファコム
 
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対象ユーザー高機能で低価格、さらにアプリ連携により音声活用したいコールセンター
対象規模-
製品形態-
価格情報個別見積り
製品概要通話録音システムVoistoreは、2008年より国内約6200席へ導入。韓国、ヨーロッパ、香港などワールドワイドに展開し、官公庁、地下鉄、保険、テレマーケティングエージェンシー、メーカー(電気、自動車)、航空会社、学校など多数の実績がある。使いやすいインターフェースを搭載し、さまざまなアプリケーションとの連携も容易なため、業務に負担をかけることなく応対品質の向上、VOCの活用に利用できる。さらにVoistore Pro.では、N+M冗長化方式の採用や権限設定のカスタマイズを実現。信頼性と拡張性に優れる上に、クライアントライセンスがフリーなど、低価格を実現した機能性ある通話録音システムである。
 
  • ビジネス戦略

 

現場の管理者が選ぶ理由とは! UIにこだわった通話録音システム

Voistore Pro. アルファコム
使いやすい通話録音システムとして高い評価を得ている通話録音システムVoistore(ボイストア)。新バージョンVoistore Pro.は、これまでのユーザーインターフェース(UI)を一新。より使いやすく、かつ評価システムや音声認識などのオプション機能も追加され、音声データの活用がさらに円滑に行える総合ソリューションとなった。

 通話録音システムVoistoreは、使いやすいインターフェースと検索・再生のスピード性、また他のアプリケーションシステムとの連携の容易さから、着実に実績を伸ばしており、コンタクトセンターの現場管理者から、「導入効果があがった」との声が寄せられている。

 新バージョンVoistore Pro.では、日本のユーザーからの要望をもとに、さらに運用しやすい多くの機能を追加。セキュリティ面の強化も図り、冗長化も低コストで実現可能だ。特にカード決済基準のPCIDSSへの対応を支援するセキュリティ機能や権限設定の強化により信頼性の向上を図っている。

VOISTORE
インターフェースの刷新でSV業務のさらなる効率化を狙う

 より機能的で使いやすくなったユーザーインターフェイス。異なる検索条件の画面を複数立ち上げたり、検索画面とリアルタイムモニタリング画面を並べて立ち上げるなど、複数の業務を同時に行うことができ、SVにとっては業務の効率化につなげることができる。

 さらに、特定日付及び時間帯の通話区間をグラフで確認することが可能。通話種別と通話時間を色、帯の長さで見ることができ、クレーム通話の抽出、再生が容易になる。

音声認識、キーワード検索機能で音声の活用が広がる
音声認識

 スクリーンキャプチャ機能と評価システムに加えて、8月に音声認識機能をリリースする。音声をテキスト化することで、音声データの分析が可能になり、またキーワード検索機能を用いて、必要な通話をより早く引き当てることができる。さらにオペレータとお客様の通話をビジュアル化することで、音声内容をいち早く確認することも可能になる。

iPhone再生アプリをリリース

 さらに8月には、iPhoneでの検索、再生アプリをリリースする。コンタクトセンターにおいて、他拠点やクライアント先など遠隔地で聞き起こしを行う場合に便利に活用できる。ストリーミング再生のためiPhoneに音声が残ることはないので、セキュリティも保たれる。

検索
サポート体制の強化

 昨年より開始した運用ヒアリング、運用システム設計、導入後の運用コンサルティング、スーパーバイザー向け研修などのサービスメニューが好評を得ている。また、5月には大阪支店を開設し、西日本地区への営業、技術、保守の体制を強化する。アルファコムは、お客様のシステム導入から活用までをしっかりとサポートする。

お問い合わせ先
アルファコム株式会社
(Voistore日本総代理店)
VOISTORE事業部
TEL:03-5159-5510
E-mail:alfa-info@alfacom.jp
URL:http://www.alfacom.jp/

[ビジネス戦略] Smart M Talk / アルファコム

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Smart M Talk

アルファコム
 
詳細を見る
対象ユーザー顧客対応でチャットサポートに取り組む企業
対象規模-
製品形態-
価格情報個別見積り
製品概要「Smart M Talk」は、問い合わせ目的ごとのスキルグルーピング・振り分けや、ナレッジ回答引用、チャット処理状況やサービスレベルのモニタリング機能など、コールセンター運用に特化した機能を装備。Webの行動履歴の取得、センターの既存DBやCRMなどと柔軟な連携ができる。オンプレミスとクラウドの2形態から選択が可能。
 
  • ビジネス戦略

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チャットサポートの本格普及を見据え 顧客ニーズの先取りで機能強化を図る

ビジネス戦略 アルファコム
SNSやスマホの普及を背景に、チャットサポートを導入する企業が増えている。ユーザー利便性が高いうえ、運用する企業側でも、業務効率化や顧客満足度の向上が見込まれるからだ。ソリューションベンダーであるアルファコムが顧客ニーズを製品に反映するために、ユーザー企業の立場からのアドバイスを求めたのは、エージェンシーでもある情報工房だった。

 「ユーザーニーズを積極的に受け入れることで、製品サービスの機能や使い勝手を高めることが重要です」と、チャットソリューション「Smart M Talk」を提供するアルファコムは考える。

 システムを提供するベンダーとして、市場ニーズをソリューションに反映することで、実際に活用してもらえる製品づくりを目指すというポリシーがある。実際、通話録音システムVoistoreの国内総代理店である同社は、徹底的に市場ニーズを開発元にフィードバックすることで、実績を上げている。

 チャットサポートという、未知数の市場においても同様だ。そんな中、チャットシステムを探していた情報工房と出会うきっかけがあった。

売上につながるチャット活用

 情報工房は、マーケティングに特化したコンサルティングとBPOを手がけるエージェンシーだ。ペルソナデザインという手法によるユーザーのターゲティングでクライアント企業のセールスに寄与するサポートを行っている。

 同社ビジネスコンサルティング部門の福家好宏執行役員は「電話の延長線上にある新たなコミュニケーションツールとして有効と考え、全業務にチャットを導入する計画です」と積極的に取り組む構えを表明する。通信販売会社、耐久消費財メーカー、水宅配のフランチャイズなど、すでに先進的なクライアントは業務にチャットを取り入れているという。

 一方で、チャットサポートの運営上の手順やオペレータのスキルセット、必要なKPIなどは、定まっていない現状があり、有効な運営やコミュニケーション方法を確立したいという思いで、現在導入しているシステムからのリプレースを検討していた。

 業種業態によっても、チャットの使い方は違う。「業務受託する立場としては、様々な顧客ニーズを反映することのできるソリューションが必要になります」(福家氏)。情報工房がチャットサポートで行っているのは主に売り上げに貢献する業務だ。PCの購入前相談や、通信販売において購入率を上げるために効果的なユーザー支援を目指す。

 エージェンシーという立場で、複数クライアントの業務を見る必要があるため、権限管理、品質管理など、組織的な管理機能が重要となる。

 また、運用上は、電話・メール・チャットのマルチスキル化が進むため、スキルグループやジョブグループへの振り分けといった電話の様にACDによるルーティングのイメージに近いソリューションが業務上は親和性が高い。

 「『Smart M Talk』はこれらの機能が装備されており、現状の業務の流れでビルトインするのに最適」と福家氏は評価する。

 今後は、情報工房による実運用の現場からのフィードバックを受け、機能強化を進めるなどユニークなパートナーシップでチャットサポートの領域を広げていくことを目指している。

アルファコムの野 龍次社長(左)と情報工房の福家 好宏執行役員(右)
情報工房の福家 好宏執行役員(右)
お問い合わせ先

情報工房株式会社
TEL:06-6101-8060
URL:https://www.jhkb.com

アルファコム株式会社
営業本部
TEL:03-5159-5510
E-mail:alfa-info@alfacom.jp
URL:http://www.alfacom.jp

アドバンスト・メディアとデジアナコミュニケーションズ、コールセンター向けソリューションで連携

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アドバンスト・メディアとデジアナコミュニケーションズ(東京都渋谷区、清見征一社長)は、コールセンター向けソリューション事業において連携。デジアナコミュニケーションズのSaaS型IVRを活用したCS(顧客満足度)調査アンケートサービス(アンケートIVRシステム)において、アドバンスト・メディアの音声認識クラウドサービス「AmiVoice Cloud WebAPI」を活用した機能の提供を開始した。

CS調査アンケートサービスは、電話応対終了後にプッシュボタンによる質問への回答および応対の感想を録音するサービス。AmiVoice Cloud WebAPIと連携し、録音音声のテキスト化や特定ワードの抽出が可能となったことで、アンケート集計業務の効率化を図った。


提供イメージ
サービスの提供イメージ


同連携ソリューションは、すでに三井住友トラストクラブで運用を開始している。月間約6000件のアンケート調査における業務負荷および運用コストの低減を実現しているという。

今後も、年代別VOC(顧客の声)などの評価/傾向分析や、アンケートサマリーの自動レポーティングをはじめ、さらなる機能強化に取り組んでいく。

十六銀行、リモートサポートサービスを提供開始

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十六銀行(岐阜県岐阜市、村瀬幸雄頭取)は、インターコムのクラウド型リモートサポートツール「LAPLINK ヘルプデスク」を導入。顧客支援サービス「らくらくサポート」として提供を開始した。
 

イメージ「らくらくサポート」のイメージ
 
LAPLINK ヘルプデスクは、顧客が閲覧しているPC画面をコールセンター側で共有、遠隔から入力・操作を支援するツール。個人情報や決済情報を見せないよう、顧客側で共有を一時停止する機能や、暗号化通信など、多様なセキュリティ対策を特徴とする。
 
導入目的は、インターネットバンキングや、ローンなど各種申し込みにおける機会損失を抑止すること。電話で顧客の依頼を受けて、顧客のPC画面を担当オペレータが参照。電話応対しながら、マウスポインタを表示するなどして顧客のPC操作をサポートし、迅速に問題を解決する。
 
オペレータの操作画面には、直感的なインタフェースを採用しており、画面左側に「レーザーポインタの開始」「デスクトップペンの開始」といった機能をアイコンで一覧表示。使用頻度の高さ順に並べ替えることもできるため、オペレータにとって使いやすく、スムーズな案内が可能という。
 
サポート対象は、PCのみ。らくらくサポートの利用料は無料(インターネット通信費別途)。利用時間は平日(12月31日~1月3日を除く)の9時~17時。

コールセンター構築のための「ITさがし」サイト 新たに「お問い合わせ」受付開始

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コールセンター構築のための「ITさがし」サイト「Solution & Service WebReview」をリニューアルオープンしました(オープンは10月17日)。

「Solution & Service WebReview」は、コールセンターに特化したソリューション/サービスの情報サイトです。
リニューアルにともない、新しく「お問い合わせ・資料請求」サービスを開始。
 新たに下記情報にてお問い合わせのを受け付けを開始しました。
  
 ・astima2.0 / NTTデータ先端技術
 ・LA-6000 / ネクストジェン
 ・VoISplus / ネクストジェン
 ・通話録音システム Voistore Pro. (ボイストア・プロ) / アルファコム
 ・Smart M Talk / アルファコム

お問い合わせを受け付ける情報は、これからもどんどん増やしていきます。
 コールセンターのためのソリューションやサービスを探す際に、是非ご活用ください。

  「Solution & Service WebReview」トップページ
  「Solution & Service WebReview」トレンド・ガイドページ
  「Solution & Service WebReview」ホワイトペーパーダウンロードページ

現在、上記「トレンド・ガイドページ」に以下の記事をアップしています。
「導入・選定ガイド/コールセンターの“ソリューションさがし”を解説」
「“IT探し”のQ&A プラットフォーム編アプリケーション編
「トレンド 音声解析ソリューション在宅コールセンター音声認識システム

導入・選定ガイドは「コールセンター実態調査」やユーザー取材を踏まえてプラットフォームやアプリケーションの選定に関する基礎知識を、Q&Aは、「コールセンター/CRMデモ&コンファレンス」開催の際、編集部に多数、寄せられる来場者からの質問とその回答例を、トレンド記事は過去、「月刊コンピューターテレフォニー」や「月刊コールセンタージャパン」でまとめたITソリューション企画から記事を抜粋しています。
 

[導入事例] CSStream(シーエスストリーム)/ 富士電機ITソリューション

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CSStream(シーエスストリーム)

富士電機ITソリューション
 
詳細を見る
対象ユーザー中小規模インバウンドコンタクトセンター
対象規模-
製品形態-
価格情報オンプレミス型/1サーバ:150クライアント 324万円~/(参照クライアントフリー)
製品概要「CSStream(シーエスストリーム)」は要求の厳しい食品業界を中心とした豊富な導入実績を有するお客様業務にジャストフィットしたコンタクトセンターシステムです。集積した豊富なノウハウは、食品製造業に限らず幅広い業種に対応可能です。お客様の声を一元管理することで、全社共有が実現。蓄積したお客様の声を多方向・多視点から分析することで、商品改善、顧客満足度の向上が可能になります。
 
  • 導入事例

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導入事例 ケンコー・トキナー

“脱・能力依存”のオペレーションを実現した CRMツール「CSStream」の情報管理・共有機能

CSStream 富士電機ITソリューション
メーカーのお客様相談室やヘルプデスクに最も必要とされる機能は「情報管理/共有」だ。写真用品、光学製品、監視装置、交換レンズなどの開発・販売を行う老舗メーカーのケンコー・トキナーは、富士電機ITソリューションの提供するCRM統合ソリューション「CSStream(シーエスストリーム)」を導入、修理品の状況確認からVOC共有まで、すべてをひとつのシステムで業務遂行できる体制を構築した。

芝本 治郎 氏

ケンコー・トキナー
サポートセンター
センター長
部長
芝本 治郎 氏

井本 真也 氏

ケンコー・トキナー
サポートセンター
センター長代理
カスタマーサービス
グループリーダー
井本 真也 氏

上田 茅依 氏

ケンコー・トキナー
サポートセンター
リペアサービス
グループリーダー
係長
上田 茅依 氏

 

 オペレータのデスクトップには、応対履歴などの顧客管理、修理製品の状態管理、マニュアル、FAQなど、多数のアプリケーションが展開されている企業が多い。これは対応時間などの生産性が損なわれる大きな原因だ。

 ケンコー・トキナーは、写真用品、光学製品、監視装置、交換レンズなどの開発・販売を行う老舗メーカーだ。サポートセンターに所属しているのは16名。そのうち、7名のオペレータが月間約4000件の問い合わせに対応している。

 主な問い合わせ内容は、詳しい使用方法や修理の依頼、購入相談など。写真用品、光学製品を始め多様な商品を扱っていることから幅広い顧客からの問い合わせに加え、販売店の店員からの問い合わせも多くある。対応する商品数は2万点を超えることなどから即答が難しい問い合わせも少なくないため、製品に詳しいベテラン社員をオペレータとしてアサインしてきた。

 だが従来の仕組みでは、過去の回答履歴を蓄積・共有できなかったため、各オペレータの“個人の知見”に依存した対応に終始していた。具体的には、取り扱い製品の種別毎の使用方法や製品仕様、修理品の入出荷管理や修理進捗状況など、用途ごとにシステムが分かれておりオペレータは5つ以上のアプリケーションツール画面を同時に操作しながら対応していた。ツールごとに発生する情報入力・管理にかかるタイムロス、オペレータ間の情報共有などが課題視されていた。

「CSStream」だからできた効率化&ミスの抑止

 そこで、同社は複数の対応システムを比較検討。富士電機ITソリューションの提供するCRM統合ソリューション「CSStream」を採用した。

 同ソリューションを選定した理由について、サポートセンター センター長の芝本治郎氏は「最も重視したのは、カスタマイズ性の高さです。CSStreamは、もともと顧客応対のためのソリューション。当社で重要となる“修理品の入出荷”のプロセス管理機能は搭載されていなかったのですが、それをカスタマイズできたことが導入判断の決定打になりました」と振り返る。

 修理の一連の流れは、サポートセンター内で完結され概ね以下の通りだ。(1)顧客や店舗からの問合せをサポートセンターで受け付け、状況に応じて修理品の引き取りも行う。(2)フロアー内の修理グループへ見積依頼する。(3)見積内容、金額を店舗や顧客へ連絡し、修理可否を確認する。(4)修理完了後の修理内容や発送案内をサポートセンターが行う。従来は、プロセスごとに分断されがちだった情報をCSStreamで一元化。それだけでなく修理対応のより詳細な情報、例えば社内で完結するものと、外部に委託するものという管理まで行えるようになった。

図 システム構成イメージ
図 システム構成イメージ
 
CSStream:トップ画面(※画面はサンプルです)
CSStream:トップ画面(※画面はサンプルです)

 サポートセンター センター長代理の井本真也氏は、「システム導入により、サポートセンター内の情報管理の一元化が図れ、利便性が高まった。同時にもっとも大きなメリットは、情報の共有化による二次対応の減少およびコールバック件数の低減」と強調する。

 具体的には、エクセルで作成していた受電内容や製品情報を集約したことにより顧客対応時間と付随業務を約3割短縮。専門的な問い合わせに対する回答をFAQ化し、同時にホームページのFAQを充実させながら問い合わせ件数の削減へも取り組んでいる。

 当然、顧客対応のスピードも大きく改善。修理や配送など個別のステータスをタイムリーに把握できるようになったことから、部門をまたいだ確認作業も減り、対応時間は大幅に削減できている。

ナレッジとVOCの共有を実現 企業への経営貢献を強力推進

 CSStreamの最大の強みでもある“情報共有機能”のフル活用もスタートした。これまで、各オペレータが個人で把握していた知識や知見を文書化。同システム上のDBに蓄積している。

「着手しはじめたばかりですが、オペレータの対応品質も速度も着実に高まっています」(サポートセンター リペアサービス グループリーダー 上田茅依氏)

 さらに、VOC(Voice Of Customer :顧客の声)の収集、分析にも活用。全社で共有しており、営業部門や開発・品質部門など、他部門からのアクセスも多い。取扱い説明書やマニュアル改善など、顧客の声から業務のヒントを得はじめているようだ。「今後、多くの知見を活用し、企業への経営貢献を目指します」(芝本氏)

ユーザープロフィール

株式会社ケンコー・トキナー

所在地:東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル
設立:1957年9月21日
資本金:1億3千万円
売上高:174億円(平成26年度)
代表者:代表取締役社長 山中 徹
従業員数:417名
事業内容:写真用品、光学製品、監視装置、交換レンズ、CCTVレンズ、X線撮影装置の開発・販売
URL:http://www.kenko-tokina.co.jp

Kenko Tokina

お問い合わせ先
富士電機ITソリューション株式会社
インテグレーションサービス本部
開発ソリューション統括部
TEL:03-5817-5767
URL:http://www.fujielectric.co.jp/fsl/

10月13日開催「コンタクトセンターの未来を考えるセミナー」の講演資料を公開

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[製品紹介] AmiVoice Communication Suite2 / アドバンスト・メディア

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AmiVoice Communication Suite2

 アドバンスト・メディア
 
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対象ユーザーコールセンター全般
対象規模-
製品形態-
価格情報50席で1000万~(個別見積もり)
製品概要オペレータ支援、全通話テキスト化、音声認識IVR、音声入力など、独自の音声認識技術「AmiVoice」を駆使して、コールセンターを支える斬新なソリューションを提供するアドバンスト・メディアは音声認識のトップランナーである。野村総合研究所との自動要約ソリューションの発表、独自のテキスト解析フィルターを用いた「クレームの可能性のある通話リスト」の自動生成など、他社に先駆け多方面で実用化されており、2015年1月現在、約100社のコールセンターへの導入実績を誇る。AmiVoice Communication Suiteは、様々な音声認識ソリューションをシームレスに連動させ、音声認識した文字データを一括管理するプラットフォームである。
 
 

豊富な導入実績があるからできる 音声認識で“通話の価値”を創造!

AmiVoice Communication Suite アドバンスト・メディア
「AmiVoice Communication Suite」は、音声認識で“声を文字化し、価値のあるものに変える”というコンセプトのもと、それまで不可能とされた新しいソリューションを次々と実現してきた。ただ文字化するだけでなく、操作性に優れたアプリケーションを提供し、かつオペレーションの工夫や他システムとの連携までサポートして成果をあげている。

 アドバンスト・メディアは、2003年から他社に先駆けて日本国内でコールセンター向け音声認識ソリューション「AmiVoice」を提供。2015年1月現在、約100社のコールセンターで導入され、多くの成功事例を擁している。

 例えば「保険のアウトバウンド業務における成約通話のチェック作業で40%以上の効率化」「生命保険会社の後処理業務において1日あたり約80時間分の作業効率化」「ATMの保守点検報告業務において作業内容の読み合わせを約90%自動化」など、参考となる事例には事欠かない。

 「コンタクトセンター・アワード」でも、2010年の「苦情通話の自動抽出」、2014年の「AHT削減と品質管理」でAmiVoiceユーザーが表彰されている。また、最近では応対品質向上のために認識結果をオペレータ教育やVOC分析に活かすなどの事例も出てきた。AmiVoiceの利用用途と価値の創造は年々広がりを見せている。

【オペレータの閲覧画面】 カスタマーとオペレーターの会話は、吹き出し2列に別々に表示される。見やすく、必要な発話を探しやすい
【オペレータの閲覧画面】カスタマーとオペレーターの会話は、吹き出し2列に別々に表示される。見やすく、必要な発話を探しやすい
導入効果や成功体験をナレッジ化 課題の解決を提案・サポート

 同社がこのような成果を収めているのは、豊富な実績を通じて音声認識による“通話の価値”の創造に努めてきたからだ。導入実績は大きく次の2点で活かされている。

 第1に、導入企業での効果や成功体験をナレッジ化し、既存ユーザーや導入検討中の企業への提案に役立てている点があげられる。音声認識システムの導入検討のフェーズから、問題となる課題を共有し、他社での事例をもとに課題解決方法を提案。システム導入した後もノウハウを活かして最大限に効果が出るようサポートし続ける体制を構築している。

 第2に、培ったノウハウを音声認識エンジンに反映し、認識精度の向上に日々取り組んでいる点も同社ならではだ。認識精度向上にはベースデータの充実が欠かせないが、導入実績が豊富なため、データの蓄積が図れるスキームが整っている。業界別には金融、証券、薬品、通信、製造、自動車と6種類のベースエンジンを保持しており、導入企業の業種に合わせて精度の高い音声認識エンジンの提供が可能である。

「AmiVoice Communication Suite」のシステム構成
「AmiVoice Communication Suite」のシステム構成

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 同社では、通話の全文テキスト化だけではなく、スマホ画面のバーチャルオペレータと会話して問い合わせを完結できるアプリなど、新しい技術や試みにも積極的に取り組んでいる。今後もアドバンスト・メディアの先進のソリューションから目が離せない。

お問い合わせ先
株式会社アドバンスト・メディア
CTI事業部
TEL:03-5958-1091
URL:http://www.advanced-media.co.jp

[ビジネス戦略] AmiVoice Communication Suite2 / アドバンスト・メディア

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AmiVoice Communication Suite2

 アドバンスト・メディア
 
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対象ユーザーコールセンター全般
対象規模-
製品形態-
価格情報50席で1000万~(個別見積もり)
製品概要オペレータ支援、全通話テキスト化、音声認識IVR、音声入力など、独自の音声認識技術「AmiVoice」を駆使して、コールセンターを支える斬新なソリューションを提供するアドバンスト・メディアは音声認識のトップランナーである。野村総合研究所との自動要約ソリューションの発表、独自のテキスト解析フィルターを用いた「クレームの可能性のある通話リスト」の自動生成など、他社に先駆け多方面で実用化されており、2015年1月現在、約100社のコールセンターへの導入実績を誇る。AmiVoice Communication Suiteは、様々な音声認識ソリューションをシームレスに連動させ、音声認識した文字データを一括管理するプラットフォームである。
 
 

モニタリング、VOCをセールスにも活かす! 活用シーンを拡大する「通話の見える化」

AmiVoice Communication Suite2 アドバンスト・メディア
コンタクトセンターでは“音声認識は当たり前”の時代にしたい──。音声認識ソリューションを提供するアドバンスト・メディアは、「高い、難しい」というイメージが定着している同システムの普及を促進すべく、「クラウドサービスでの活用」や「収益向上」を目的とした導入を進めている。“自動化”がキーワード化した今、手軽に導入できて、かつ効果が見えやすい提案によってそのチャンスをとらえる。
大柳 伸也 氏
株式会社アドバンスト・メディア
執行役員
CTI事業部長
大柳 伸也 氏

 「導入費用が高い」「運用が難しい」。市場にまん延している音声認識システムに対するネガティブな見方を一変させるべく、ITベンダーのアドバンスト・メディアが“クラウド・プラットフォームの利用”に乗り出した。

 具体的には、ベルシステム24のクラウド型コールセンターシステム「Bell Cloud」のオプション機能として音声認識エンジン「AmiVoice」を実装。テキストマイニングツール、運用サービスと合わせ、VOC分析ソリューションとして提供する(参照)。

 
図 Pure-VOC(カスタマの生の声)ソリューション──サービスイメージ
図 Pure-VOC(カスタマの生の声)ソリューション──サービスイメージ

 執行役員 CTI事業部長の大柳伸也氏は、「いかに多くの企業に活用いただけるかを検討した結果、クラウド型コンタクトセンター・サービスの機能として実装することを決断しました」と説明する。

 ユーザー企業は、原則として、システム構築にかかる初期コストが不要になる。運用は、自社のITスキルに応じてベルシステム24の専門チームに委託することも可能だ。冒頭の2大課題を一挙に解消することが期待できるサービスとして展開する。

 BellCloudは、全国25拠点(合計1万3000席規模)で稼働しているベルシステム24のコールセンター基盤でもある。業種や業態、業務の異なる運用を介してニーズを吸い上げることで製品のさらなる機能改善もできそうだ。

 なお、利用企業から吸い上げた要望は、音声認識統合ソリューション「AmiVoice Communication Suite2」の機能強化にも活かす方針だ。

受注率向上など攻めの使い方が増加

 AmiVoice Communication Suiteシリーズは、AmiVoiceを含む同社製品群を統合したソリューション。2010年の提供開始から、テキストマイニング・システムをはじめとした他のソリューションとの連携など、基盤強化と機能改善を重ねている。

 近年の動向について、大柳氏は「クレームの確認など、危機管理を目的とした企業を“守る”使い方から、売上向上を図る“攻め”の用途に転じていると感じます」と説明する。たとえば、通販大手であるジャパネットたかたのコールセンター業務を担うジャパネットコミュニケーションズでは、日常のモニタリングに音声認識を活用。SVによるオペレータのフォロー体制を強化し、受注率の向上を実現している。

 モニタリング機能への応用とは、リアルタイムに通話音声をオペレータ側と顧客側の会話形式でテキスト化し、通話を「可視化」するもの。同製品ではひとつの画面上で同時に複数のオペレータのモニタリングが可能だ(画像参照)。

 コールセンターの運営においては、一般的にフロアを複数設けることを嫌う傾向が強い。結果、広いワンフロアで応対業務を行うことになるが、かえってSVの目が行き届きにくいケースもある。

 ジャパネットコミュニケーションズも同様で、1人しかチェックできない従来の音声モニタリングではオペレータ全員をカバーしきれず、セールスのためのトークが個々のオペレータのスキルに依存しがちなことを課題としていた。そこで、SVにタブレットを配布し、テキスト化した通話をリアルタイムで“目視”。センター内を巡回し、状況に応じて個別にアドバイスできる体制を敷いた。

 具体的には、指定したキーワードが通話に含まれているとアラートを出す仕組みを採用。セールスチャンスのオペレータへの「ここで追加提案をしてみて」といったアップセル指示やクレーム対応におけるエスカレーションの判断など、SVが会話に介入する頻度が高まり、オペレータ依存モデルから脱却しつつある。

管理者のモニタリング画面──複数のオペレータの通話を同時表示
管理者のモニタリング画面──複数のオペレータの通話を同時表示
 
キーワード検出画面──キーワードを検出すると画面にアラート表示
キーワード検出画面──キーワードを検出すると画面にアラート表示
運用の基本は人間とITの相互補完

 AmiVoiceの導入実績は現在約100社。連携できる分析ツールやCRMアプリケーションの豊富さを強みに、年間20社~25社のペースで増えつづけている。

 今後は、「若干、期待が先行している市場とは感じますが、AI(人工知能)を活用した業務自動化ソリューションへの活用も視野に入っています」(大柳氏)という。

 技術革新による機能向上も、高まる期待の背景にある。DNN(Deep Neural Network)による技術革新で音声認識の精度は向上し、オペレータ側の発話であれば90%以上は正しく認識できる。しかし、PBXやネットワーク、発話環境に左右される以上、顧客側の発話を同レベルに持っていくことは難しい。それでも膨大な労力を要しているVOC分析プロセスが大きく省力化できることは確実だ。期待されているAIとの組み合わせについても、大柳氏は「自動化ソリューションは、人間の業務を代替するものではないですが強力に支援します」と強調する。

 今後は、クラウドでの採用を含めてあらゆる業種の導入案件をもとにした具体的な運用・使い方提案を強めていく。さまざまなコンタクトセンターの運用ノウハウを持つアウトソーサーとの連携など、パートナー戦略も積極的に進める考えだ。

お問い合わせ先
株式会社アドバンスト・メディア
CTI事業部
TEL:03-5958-1091
URL:http://www.advanced-media.co.jp

[導入事例] AmiVoice Communication Suite2 / アドバンスト・メディア

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AmiVoice Communication Suite2

 アドバンスト・メディア
 
詳細を見る
対象ユーザーコールセンター全般
対象規模-
製品形態-
価格情報50席で1000万~(個別見積もり)
製品概要オペレータ支援、全通話テキスト化、音声認識IVR、音声入力など、独自の音声認識技術「AmiVoice」を駆使して、コールセンターを支える斬新なソリューションを提供するアドバンスト・メディアは音声認識のトップランナーである。野村総合研究所との自動要約ソリューションの発表、独自のテキスト解析フィルターを用いた「クレームの可能性のある通話リスト」の自動生成など、他社に先駆け多方面で実用化されており、2015年1月現在、約100社のコールセンターへの導入実績を誇る。AmiVoice Communication Suiteは、様々な音声認識ソリューションをシームレスに連動させ、音声認識した文字データを一括管理するプラットフォームである。
 
 
導入事例 ダイレクトソリューションズ

成約通話を“見える化”し正否確認 QA作業の生産性を4割以上アップ!

AmiVoice Communication Suite アドバンスト・メディア
金融商品の取り引きでは、不正確な案内や説明不足、顧客理解の齟齬があってはならない。保険商品を販売するダイレクトソリューションズ(DSG)は、品質担保のためQA(Quality Assurance)による管理体制を敷き、成約通話の聞き起こし確認を実施している。しかし業務拡大、販売件数の増化に伴い、QA作業の工数増大が課題となっていた。そこでアドバンスト・メディアの音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」を採用。通話の“見える化”によるスピードアップで、QA作業の生産効率を41.4%向上させている。
ダイレクトソリューションズ株式会社 オペレーション事業部 部長 松村 由起枝 氏
ダイレクトソリューションズ
株式会社
オペレーション事業部
部長
松村 由起枝 氏
ダイレクトソリューションズ株式会社 ソリューション事業部 事業部長 中西 祐介 氏
ダイレクトソリューションズ
株式会社
ソリューション事業部
事業部長
中西 祐介 氏

 DSGは、国内では数少ない保険商品のダイレクト・ディストリビューション・プロバイダーだ。クレジットカード会社から委託を請け、会員データベースに対してアウトバウンドを行い、団体保険加入勧奨などを実施する。単純に会員リストに電話するのではなく、カード会社と保険会社の間に立ち、どの属性の顧客にどんな保険商品を勧めるか、どうすれば最も成約に結びつくかのマーケティング領域まで踏み込み、実際のオペレーションに落とし込んで成果を上げている。

 「データ解析、戦略立案、執行まで一貫して提供しています。電話をかけて終わりではなく、いかに顧客リストを有効活用し、成約率を高め、カード会社と保険会社の利益につなげていくかが当社の強みです」と、ソリューション事業部 事業部長の中西祐介氏は特徴を話す。

電話だけで保険商品を販売完了 通話録音データの内容確認が必須

 具体的には、DMを送付した顧客に向けて全国6拠点のカスタマーセンターからアウトバウンドを実施する。一般的に保険商品の場合、電話で了承を得た顧客に対して申込書を送付し、必要事項を記入したうえで書類を返送してもらう。しかし同社は電話完結型で、顧客が加入の意志を示した場合、そのまま電話で加入手続きを行う。その後、確認書類や約款、加入者証(証券)を郵送し、内容を確認してもらえば契約完了となる。

 「申込書の代わりに通話録音データを保険会社で保管します。当然ですが、コミュニケータの判断だけで手続きを完了してはリスクが伴います。そこで成約フラグのついた通話は、QAチームがすべて聞き起こし、お客様情報(氏名・生年月日・住所など)、不適切な案内がないか、必ず伝えるべき事項に漏れがないか、正しい案内でもお客様側に誤解がないかなどをチェックシートに従って確認します」と、オペレーション事業部 部長の松村由起枝氏は説明する。

 年間を通じてさまざまなキャンペーンを打っており、成約件数は多い時で1日に数百件にのぼる。平均通話時間は約15分、長いものは1時間弱あり、聞き起こしには約1.5倍の時間を要する。松村氏は「QAチームは保険に詳しい限られた人材による少数精鋭で行っています。業務拡大、販売件数増大に伴い、QA作業の工数も膨大になり、いかに効率化を図るかが課題でした」と振り返る。

“全部聞く”から“見渡す”へ 確認作業がスピードアップ

 そこで採用したのが、アドバンスト・メディアの音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」だ。通話の聞き起こしでは、どこに問題が潜んでいるか、すべてを聞かないと確認できない。しかし、音声認識でテキスト化されていれば問題のある箇所を視覚で判断できる。具体的には、ブラウザ上でコミュニケータと顧客の会話を対で確認できるようになっている(下画像参照)。

QA担当による通話内容の確認 画面を縦置きで利用するのは全国でも初めて
QA担当による通話内容の確認
画面を縦置きで利用するのは全国でも初めて
 
AmiVoice Communication Suite 縦型モニタ画面
AmiVoice Communication Suite
縦型モニタ画面

 「ある程度はスクリプトに従っていますので、チェックポイントを見渡してすぐに内容を確認できます。気になる箇所や上手く認識できなかった箇所もそこからワンクリックで再生可能。QA担当からは、内容確認だけでもかなりスピードアップできたと聞いています」(松村氏)

 実際のQA作業は聞き起こしだけではないため、1件あたりの作業時間はもう少しかかる。しかし、従来の確認作業が1時間あたり平均2.9件だったものに対し、音声認識の導入後は平均4.1件に上昇。作業効率は、41.4%と大幅に伸びた(下図参照)。

AmiVoice Communication Suite運用イメージ(Before/After)
AmiVoice Communication Suite運用イメージ(Before/After)

 導入にあたっては、いくつか課題もあった。まず通話録音データがモノラルだったため話者分離が必要だった。また成約フラグの付いたファイルのみの抽出にも工夫が要った。さらに通話録音装置の音声データと、AmiVoiceで扱える音声データのファイル形式が異なることから、変換作業を介する必要があった。電話系システム会社の担当者とアドバンスト・メディアの開発担当で、要件を詰めながらシステム構築を進めたという。

辞書チューニングでさらなる効率化 今後はVOC分析も視野に入れる

 音声認識の認識率を上げるには辞書のチューニングが必要だ。先述の導入効果はチューニング前の実績。同社は辞書の整備に伴ってさらに70%以上の作業効率向上を見込んでいる。松村氏は「当面は1時間あたりの平均処理件数5件を目指します。そのスピードに慣れた頃に新たな目標を定めていきたい」と意気込む。

 今後はVOC分析も視野にいれる。「データ解析を得意としている会社なので、今後はテキストマイニングにも注力していきます。良いトークと悪いトークのテキスト化ができればデータ解析が強くなり、戦略立案も強くなります。さらに品質が上がれば執行も強くなる。そうなれば最強の営業部隊も編成できます。AmiVoiceを使いこなすことで、全体的な業務の底上げが図れると、アドバンスト・メディアには非常に期待しています」と、中西氏は力を込める。

ユーザープロフィール

ダイレクトソリューションズ株式会社

所在地:[本社]東京都新宿区西新宿8-5-1 野村不動産西新宿共同ビル5階
設立:1982年(CMI社設立 生命保険の取扱開始)
資本金:1,000万円
代表者:最高経営責任者 ロビー・トムソン
従業員数:18名
事業内容:ダイレクトマーケティングの企画・管理・運営業務、データマイニング業務、コールセンター運営・教育研修
URL:http://www.ds-group.co.jp/

DIRECT SOLUTIONS GROUP

お問い合わせ先
株式会社アドバンスト・メディア
CTI事業部
TEL:03-5958-1091(代表)
E-mail:cti-info@advanced-media.co.jp
URL:http://www.advanced-media.co.jp
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