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2018年11月号 <ITの選び方&使い方>

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ITの選び方&使い方

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

健康コミュニケーションズ

「RIZAP」コンタクトセンターでCRM情報をフル活用
カスタマージャーニーに沿った施策の自動化

 購入意欲は、購入を決定した時点をピークとして、実際にお金を支払って商品やサービスを利用するまでには緩やかに低下すると言われている。とくに高額商品は、購入後に「価格に見合う価値(効果)が得られるか」といった不安を抱き、一度決定したはずの購入が覆ることもある。パーソナルトレーニングジム「RIZAP」のコンタクトセンター機能を担う健康コミュニケーションズは、セールスフォース・ドットコムのクラウド型CRMシステム「Salesforce ServiceCloud(以下ServiceCloud)」を導入。RIZAP店舗との顧客情報を共有し、来店前の顧客体験のカイゼンに着手。入会意欲を維持するための施策を展開している。

今月のPOINTS!

システム概要
パーソナルトレーニングジム「RIZAP」のコンタクトセンターを運営する健康コミュニケーションズは、コンタクトセンターと店舗共通のCRMシステムおよびチャット対応ツールとしてセールスフォース・ドットコムの「Salesforce ServiceCloud」を導入。マーケティング・オートメーション「Salesforce MarketingCloud」との連携にも取り組んでいる。

選び方のポイント
コンタクトセンターと店舗、双方に蓄積される顧客情報をシステム上で共有するため、カスタマイズの柔軟性を重視した。

使い方のポイント
ServiceCloudのチャット機能をWeb問い合わせフォームの返信に活用。リアルタイム性が高いチャットコミュニケーションの採用により迅速な来店予約日の確定が可能となった。また、CRMに蓄積された顧客情報とステータスを基に、メールコンテンツのセグメント配信を実施。顧客自身が共感できる体験談を盛り込むなどして、来店までのモチベーションを維持し、成約率向上を実現した。

写真左から、取締役の山口泰宜氏、コンタクトセンター統括部 オペレーション構築ユニット ユニット長の岩村俊吾氏

写真左から、取締役の山口泰宜氏、コンタクトセンター統括部 オペレーション構築ユニット ユニット長の岩村俊吾氏

図 RIZAPの顧客接点改革

図 RIZAPの顧客接点改革

※画像をクリックして拡大できます


2018年11月号 <カイゼンの軌跡>

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カイゼンの軌跡

<コーナー解説>
コールセンターの業務改善のビフォー・アフターを中心に施策をまとめます。

ロイヤルカナン ジャポン

能力開発と業務改善を両立する
「プロジェクトチーム」運営のコツと成果

今月のHints!

Hints

小規模かつ正社員中心のケースが多いメーカーのお客様相談室。とくに人事異動が伴わない場合、キャリアプランが描けず「ビジネスマンとして成長しにくい職場」というイメージが定着しがちだ。また、権限が上位マネジメント1人に集中する向きがあるため、クライシス対応に問題が生じる傾向もある。ペットフード大手のロイヤルカナン ジャポンのコーポレートアフェアーズ カスタマーケアでは、4つのプロジェクト・チームにオペレータをそれぞれリーダーとして割り振り、マネジメント力の醸成を図っている。

コーポレートアフェアーズ カスタマーケアの武者昌彦マネージャー

コーポレートアフェアーズ カスタマーケアの武者昌彦マネージャー

図 4つのインターナル・プロジェクト

図 4つのインターナル・プロジェクト

※画像をクリックして拡大できます

2018年11月号 <連載/コラム>

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コラム

市界良好:第79回

カスタマーサクセス

秋山紀郎

AfterCall~電話の後で:第79回

「品質」の定義はお客さまが決める
KPIが独り歩きしないマネジメントが必要

長掛文子

3 Minutes Lesson 毎日できるメンタル・ケア:第60回

電話で“人を見守る眼差し”を送りましょう

奥 富美子

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第45回

イノベーションの落とし穴──なぜか忘れられる既存事業

渡部弘毅


2018年11月号 <連載/マンガ>

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マンガ

マンガ

督促オペレータ奮闘記(70)

榎本まみ

ええ声ぇ〜♪

著者のブログ(督促OLの回収4コマブログ)はこちら

2018年11月号 <連載/実践>

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実践

チームリーダーの必須スキル 「現場観察力」養成のコツ:第4回(最終回)

メンバーの心身や参画意識を見極める
支えあいながらも自立した組織の作り方

井口大輔

チームを創るのは人だ。つまり、人の状態がチームの状態を決める。メンバー1人ひとりの心身や、チームに対する参画意識が、チームのパフォーマンスに深く関わる。自分以外のメンバーに依存するのではなく、お互いが支えあい、自立することでパフォーマンスは最大化できる。そのようなチーム作りを進めるためには、日ごろからの状態観察が欠かせない。


顧客対応とマネジメントをラクにする! 「ソーシャルスタイル理論」の活用法:第1回(新連載)

AI活用の行きつく先、残るのは対人業務
“癖”を科学し対話を進化させる

小池 武

顧客対応も職場でのやり取りも、性格の不一致による摩擦が避けられないことはある。相手の性格を事前に把握し、それを踏まえてコミュニケーションできれば、無用なトラブルを避けられるのではないか。ソーシャルスタイル理論は、性格を4つに分類。それぞれの“癖”を定義することで、円滑なコミュニケーションを目指す。接客や上司・部下との対話など、さまざまなシーンで活用できる。


いまさら聞けない『失敗しない求人方法』:第9回

仕事探しもバイト探しも──
全国的に勢力拡大したindeed徹底攻略

神宅謙一郎

今回はindeedについて、改めて検証する。大都市圏以外でもテレビCMを積極的に展開し、いよいよ勢力を拡大しはじめたindeed。「自社採用サイト×indeed」で採用を行ってみようと考えている企業も増えているはずだ。他の求人サービスと比べて、自分たちも“手を動かす部分”が多いindeedの攻略法について、最新情報も交えて紹介する。


出す側・受ける側“両方”から見る 失敗しないアウトソーサー活用術:第8回

契約更改はベンダーの“本気度”を見極めるチャンス

栗田明欣

現在、業務委託しているベンダーを継続するか、他社に乗り換えるか、契約更改の機会はおのずと訪れる。とくに不満はない場合でも、ベンダーの実力を知るための情報収集は必要だ。また契約更改時は、パートナーとしてどこまで親身になってくれるのか、“本気度”を見極めるチャンスでもある。業務委託元に対して意見・提案があるかなど、本気度を探るポイントを紹介する。


RPA導入の『手引き』 効果を最大化する業務設計とプロセスデザイン:第4回(最終回)

改善と拡大は慎重に進める!
運用開始後に潜む落とし穴

内田孝輔

最終回では、RPAを実装した後のPDCAをいかに回していくかを解説する。ポイントは、担当者が自分の目で観察・計測・ヒアリングすることと、周囲を巻き込みながら改善を進めることだ。改善と適用範囲の拡大を進めることで、その効果はさらに大きくなる。とはいえ、進化を急ぎすぎては、管理が煩雑になる。改善と拡大は、常に慎重に進めるべきだ。


2018年11月号 <連載/戦略>

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戦略

パラダイムシフトに備える! 進化するコールセンター・マネジメント:第2回

「ベストサービスはノーサービス」
コンタクトを減らすためのKPI管理

谷口 修

コンタクトセンターの経営貢献とは、問い合わせに答えることだろうか。CS向上だろうか。VOC(顧客の声)の社内還流だろうか。これらも経営貢献の一部ではあるが、最も経営が期待する役割は「コンタクトを減らすこと」のはずだ。顧客からの不満や不安の声が一切ない「ベストサービスはノーサービス」を実現するための問い合わせ分析や改善活動が求められている。


先進テクノロジーで実現する 未来志向のCXデザイン:第2回

AI実用化3つの阻害要因を打破する
先進テクノロジー活用事例に学ぶ

柿沼知里/谷本俊樹(監修)

これからのコールセンター改革においては、消費者ニーズの多様化や社会構造の変化などを踏まえ、カスタマー・エクスペリエンス(CX)実現のために先進テクノロジーを活用することが必須となる。昨今のAIを中心とした先進テクノロジーの導入事例から、活用のためのポイントを解説する。加えて、これからの不透明な時代、企業はどのようにテクノロジーを活用していくべきなのか、今後企業が取り組むべき課題について解説する。


2018年11月号 <サービスのプロに聞く>

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尾西 真実 さん

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

観察から生まれる“心地よいサービス”
距離感重視の接客でロイヤルティを高める

SPA 大手町 FITNESS CLUB
支配人
原田 公威 さん

Profile

学生時代は柔道部に所属。ガス会社の営業職を経て、ジムトレーナーに転身。2016年から現職。トレーニングの指導のみならず、ストレッチやマッサージの技術も習得。「正しい運動指導は、お客様の財産になり得る」を信条に、身体の痛みやゆがみを和らげるトレーニングを追求している。

 東京・大手町の林立するオフィスビルの一つに、SPA 大手町 FITNESS CLUBはある。ジム、プール、温泉の設備を揃え、近隣に勤めるビジネスマンが休憩時間や帰宅時間に立ち寄り汗を流す。

 支配人を務めている原田公威さんは、「オフィス街のジムには珍しい、プールや天然温泉といった設備も強みですが、お客様の継続利用につながっているのはトレーナーの気遣いやコミュニケーションにあると考えています」と話し、2016年のオープンから一貫してトレーナーの指導、育成に力を入れてきた。

 オフィス街という土地柄でビジネスマンが多いためか、顧客は「自分でペースを決めてトレーニングしたい」と考える傾向が強いという。こうした顧客は、店舗側がムリに距離感を縮めようとすれば「居心地が悪い」と感じる。しかし、距離感を埋められないままだといつ退会してしまうとも限らない。不快感を感じられない程度に距離を詰め、通い続けたくなる場所にしていくことが重要だ。

 原田さんは「1人で取り組みたいお客様でも、気にかけてもらったり、親切にされて嫌になる人はいません。お出迎えの挨拶や、空いているマシーンをお伝えするといった声掛けで、コミュニケーションを徐々に深めるようにしています」と語り、トレーナーには、インターバル中など適切なタイミングで適切なコミュニケーションを取ることを指導している。

受付

トーレーニングマシン

2018年11月号 <ソリューション&サービス>

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ソリューション & サービス

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

クラウド型コンタクトセンタープラットフォーム

25社29製品にみる「価格」と「価値」
最大の選定ポイントは“将来像”

クラウド型コンタクトセンタープラットフォームは、もはや“中小規模センター向け”のソリューションではない。大手金融機関やそれらをクライアントに持つテレマーケティング会社などが積極的に採用、今や主流を形成しつつある。25社29製品の対応チャネルや提供機能から、選定のポイントを検証する。

 コンタクトセンタープラットフォームの新規導入やリプレースにおいて、クラウドを検討する企業が増えている。一方、クラウド型コンタクトセンタープラットフォームは年々増加傾向にあり、利用料金は“数千円から数万円”と幅広く、対応チャネルや提供機能もさまざまだ。導入プラットフォームと自社が実現したいカスタマーサポートとのミスマッチを起こさないよう、将来性も含めた検討が必要だ。主要各社が提供する29製品を一覧表にまとめた。

主要製品一覧


2018年11月号 <特別企画 1>

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特別企画扉

コールセンター/CRM
テレマーケティング市場展望2018(前編)

人材不足が追い風?!
大手10社で売上高は8540億円超へ

2017年度のテレマーケティング市場は、特需らしい特需はなかったものの、全体的には成長基調にある。とくに、雇用安定措置に関連した法改正や慢性的な人材不足を背景に、アウトソーシングを検討する企業が増え、追い風になった。主要各社のキーマンにインタビューし、今後の市場を展望する。

 かつては「特需で成長する業界」と言われたテレマーケティング市場だが、ここ数年は様子が変わってきたようだ。

 2017年度の市場は、特需らしい特需がなかった。マイナンバー関連業務や2020年の東京オリンピック/パラリンピック関連の需要が見込まれたが、期待したほどの広がりはない。また電力・ガス小売自由化関連では、一部のアウトソーサーで獲得業務などの受託があったものの、市場に影響を与えるほどではない。むしろ「どの業界も押し並べて需要が増えた」という声の方がよく聞かれる。

 この背景には、2018年度から適用開始された改正労働契約法・派遣法の影響が少なからずある。それまで企業が有期契約社員や派遣社員で行っていた業務が、雇用安定措置に伴う無期契約化・社員化で人件費が高騰、自社だけでは抱えきれなくなることを予想して、アウトソーシングに切り替えるという動きが活発化した。また全国を覆う慢性的な人材不足も、需要を底上げしたと思われる。

 2018年以降もこれといった特需要素はなく、各企業の暫定措置的なアウトソーシング需要もいつまで継続するか不透明だ。「案件はあっても人手が足りない」という状況も予想され、成長率の予測は難しい。本号と次号で、2017年のテレマーケティング市場を振り返るとともに、2018年以降の市場展望を主要企業のキーマン・インタビューからまとめる。

Keyman

顧客・技術・ノウハウ・拠点戦略において
伊藤忠/凸版シナジーでビジネスを拡大

ベルシステム24
取締役 専務執行役員
早田 憲之 氏

デジタルシフトの本質は自動化ではない
“原点回帰”で最適なチャネルを用意する

トランスコスモス
理事
デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター統括
デジタルコミュニケーション センター総括責任者
田渕 和彦 氏

新生ネクシア、ビジネス基盤強化にまい進
“選択と集中”で収益力を高める

NTTネクシア
代表取締役社長
柴田 基靖 氏

「脱・労働集約」を掲げる!
“AI以上のことができる人材育成”を推進

富士通コミュニケーションサービス
代表取締役社長
乙黒 淳 氏

2018年11月号 <センター探訪>

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カフェをイメージした明るく落ち着いたデザイン

カフェをイメージした明るく落ち着いたデザイン

深く腰掛けられるソファ席

深く腰掛けられるソファ席

横になってくつろげるスペースには、視線を遮る間仕切りがある

横になってくつろげるスペースには、視線を遮る間仕切りがある

SBI証券

執務室と休憩室をリニューアル!
“家族に自慢できるキレイな職場”を作る

 証券コールセンターは、受注業務に証券外務員資格を必要とするため、人材の確保は他業種以上に大きな課題となっている。

 埼玉県熊谷市で300席超のセンターを運営するSBI証券は、優秀な人材に少しでも長く勤めてもらうため、さまざまな取り組みでES(従業員満足度)向上を図っている。

 例えば、評価制度やキャリアパスを見直し、オペレータとしてパートで長く働きたい人も、管理職になって正社員登用を目指す人も、それぞれの希望が実現可能な仕組みを構築した。表彰制度は、さまざまな視点が反映されるよう投票制度を採用。チームごとに目標を設定して、目標を達成すればそれを祝うなど、“褒めるきっかけ”づくりに余念がない。

 また、小さな子供を育てる若い主婦層を採用すべく、ベビーシッター助成制度も導入。子どもが伝染性の病気で、数日にわたって保育園に登園できないときなどにベビーシッターを気軽に利用できるよう、1人あたり月6万円まで助成している。新人の離職予防には、IVRを見直して初期研修のボリュームを3分の1ほどに減らすなどかなり大掛かりな改善も実施した。

 さらにハード面では、執務室や休憩室をリニューアル。PCを1人あたり2台にして大きな画面で作業ができる環境を整え、長時間座っても疲れにくい椅子に取り換えた。休憩室は、カフェをイメージし、くつろげる空間を演出。畳のスペースもあり、横になることもできる。マッサージチェアや簡易ベッドを置いた仮眠室も用意。仕事終わりにマッサージチェアで疲れをほぐし、パウダールームでお化粧直しをしてから退社するオペレータも多いようだ。

 取り組みの結果、離職率は低減。家族を職場に招待する「ファミリーアカデミー」には約50名が参加し、“自慢の職場”を披露した。

大人気のマッサージチェア

大人気のマッサージチェア

仮眠室には簡易ベッドを設置

仮眠室には簡易ベッドを設置

清潔なパウダールーム

清潔なパウダールーム

2018年11月号 <わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす>

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わたちゃん

イノベーションの落とし穴──
なぜか忘れられる既存事業

ISラボ 代表 渡部弘毅

 最新のダイエット法を聞くと、つい試したくなる、わたちゃんです。いま気になっているのは、乗るだけでお腹周りがブルブル振動して内臓脂肪が取れるというマシンです。これならいけそうな気がしてます。

 経済界では、「イノベーション」という言葉が花盛りです。企業は停滞ムードの業績や社内組織にカツをいれるカンフル剤としてイノベーションを魔法のキーワードのごとく多用しており、セミナーや書籍市場でも重要なキーワードになってきました。とくにイノベーションを生む組織や人材育成の在り方が広く議論されるようになり、先進的な企業がベストプラクティスとして紹介されています。なかにはイノベーションを生むことを目的とし、しかもノルマとして組み込んだ組織まで登場し「ちょっと違うんじゃないかな?」とか思ったりもしています。

 こうした華やかな議論を眺めていると、“既存事業の停滞の逃げ”として魔法のキーワード「イノベーション」を使っているのではないかと思う瞬間があります。

 企業の現在の収益を稼いでいるのは当然、既存事業です。そして新規事業のミッションを専任で負っている組織以外、ほとんどの従業員はその既存事業に携わっています。そして既存事業でまだまだやるべきことが多くあるにも関わらず、経営トップから新規事業のイノベーションにスポットライトを当てて、「我が社の停滞ムードを打破するためにはイノベーションによる新製品の開発が必要です!! 皆さんも今までの古い考えを改めて、新しいことにどんどんチャレンジしてください」といった、まるで既存事業を忘れ去ったかのような無責任な発言が聞かれます。

 現在の収益の多くを稼ぎ出している基幹事業に携わっていて、大胆に新しいことにはチャレンジできない従業員は「自社の将来に貢献できない仕事に携わっているのでは?」という不安さえ覚えかねません。

 イノベーションとは、技術革新による新製品やサービスの開発という意味だけでなく、幅広い新機軸を創り出すことです。イノベーションの父ともいわれる経済学者のシュンペーターはそのことを指摘し、その流れをくむ形でOECD(経済協力開発機構)はイノベーションを4分類に集約しています()。この分類によるとイノベーションとは新規事業だけが対象ではなく、既存事業でのイノベーションも重要であることが分かります。魔法のキーワードで既存事業を忘れてはいけないのです。「イノベーションで既存事業を活性化する」という考えが重要です。

 ということで、僕もイノベーションによる新ダイエット支援製品やサービスにすぐに飛びつくのはやめて、今のジム通いの中からプロセスイノベーションを見つけてチャレンジすることにします。まあ、そんな高いものを買うお許しは、絶対にカミサンから出ないことですし。

図 OECDのイノベーション4分類

図 OECDのイノベーション4分類

コールセンタージャパン 2018年11月号(10月20日発売)

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表紙

特 集 Special edition

プロに聞く
「使えないFAQ」脱却のヒント

Part.1 <現状と課題>
電話は70%減らせる?!
「見られる」「使われる」FAQの作り方

Part.2 <Q&A>
「呼量が減らない」「ボットに適用したい」
専門家に聞く! FAQをカイゼンする11のヒント

詳細を見る

特集扉

特別企画 1 Special Contents 1

コールセンター/CRM
テレマーケティング市場展望
2018(前編)

人材不足が追い風?!
大手10社で売上高は8540億円超へ

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特別企画1扉

特別企画 2 Special Contents 2

コールセンター/CRM
デモ&コンファレンス
2018 in 東京 事前特集

詳細を見る

特別企画2扉

戦略を学ぶ Strategy

< インタビュー >

野村総合研究所
コンサルティング事業本部
ICT・メディア産業コンサルティング部
上級コンサルタント
上田 恵陶奈 氏

AIで変わるのは現場仕事だけではない
「マネジメント改革」への備えが必要

詳細を見る

上田 恵陶奈 氏

トレンドをつかむ Trend

< FOCUS-CallCenter >

オペレータの無期契約化が急速進行
「2018年問題」対策の現状と課題

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< FOCUS-Topics >

「RPA実態調査」に見る
導入プロセスとセンターでの可能性

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< NEWS DIGEST/掲示板 >

松井証券/ジュピターテレコム/エコ配/フェニックスリゾート/JIMOS/OKI/CENTRIC/バーチャレクス・コンサルティング/KDDIウェブコミュニケーションズ/ITyX社/コラボス/ソフトフロント/KDDIエボルバ/トランスコスモス/ベルシステム24

現場を知る Site

< 事例研究 >

全日本空輸
全接点のジャーニーマップを描く
“オムニチャネルVOC”で課題を抽出

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< カイゼンの軌跡 >

ロイヤルカナン ジャポン
能力開発と業務改善を両立する
「プロジェクトチーム」運営のコツと成果

詳細を見る

< サービスのプロに聞く >

SPA 大手町 FITNESS CLUB
支配人
原田 公威 さん

観察から生まれる“心地よいサービス”
距離感重視の接客でロイヤルティを高める

詳細を見る

< センター探訪 >

SBI証券
執務室と休憩室をリニューアル!
“家族に自慢できるキレイな職場”を作る

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ITを知る Information Technology

< ソリューション&サービス >

クラウド型コンタクトセンター
プラットフォーム

25社29製品にみる「価格」と「価値」
最大の選定ポイントは“将来像”

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< ITの選び方&使い方 >

健康コミュニケーションズ
「RIZAP」コンタクトセンターでCRM情報をフル活用
カスタマージャーニーに沿った施策の自動化

詳細を見る

< IT企業に聞く! >

テクマトリックス
“オペレータ視点”を徹底追求!
見やすい・疲れないUIがCXを高める

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< New Products >

OKI/東芝デジタルソリューションズ/インテック/モビルス

データを捉える Data

< DATA FILE by HDI-Japan >

問い合わせ窓口格付け調査
──証券業界

詳細を見る

< DATA FILE/今月の就業データ >

就業形態/エリア(集積地)別
有効求人倍率推移(2018年8月)

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連 載 Serialization

< 実践 >

チームリーダーの必須スキル
「現場観察力」養成のコツ:第4回(最終回)
井口大輔

顧客対応とマネジメントをラクにする!
「ソーシャルスタイル理論」の活用法:第1回(新連載)
小池 武

いまさら聞けない
『失敗しない求人方法』:第9回
神宅謙一郎

出す側・受ける側“両方”から見る
失敗しないアウトソーサー活用術:第8回
栗田明欣

RPA導入の『手引き』:第4回(最終回)
内田孝輔

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< 戦略 >

パラダイムシフトに備える!
進化するコールセンター・マネジメント:第2回
谷口 修

先進テクノロジーで実現する
未来志向のCXデザイン:第2回
柿沼知里/谷本俊樹(監修)

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< コラム >

市界良好:第79回
秋山紀郎

AfterCall〜電話の後で:第79回
長掛文子

3 Minutes Lesson
毎日できるメンタル・ケア:第60回
奥 富美子

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第45回
渡部弘毅

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< マンガ >

督促オペレータ奮闘記(70)
榎本まみ

詳細を見る

購読のお申込み

コールセンター/CRMデモ&コンファレンス2018in東京、基調講演のサテライト会場の受付を開始しました

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11月15日、16日に開催する「コールセンター/CRMデモ&コンファレンス2018in東京」の基調講演は、満席で申込みを締め切っておりましたが、サテライト会場の設置が決定、受付を開始しました。
https://www.callcenter-japan.com/tokyo/keynote/index.php 

サテライト会場は、本会場の隣室となります。お早目の申し込みをお願いいたします。

ゼンハイザージャパン、Circleシリーズのナローバンドモデルを発売

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ゼンハイザージャパン(東京都港区、宮脇精一代表取締役)は、業務用ヘッドセット「Circle SC 238/268」を、2018年11月に発売開始する。

Circleシリーズは、騒音や雑音を排除するノイズキャンセリングマイクと人間工学に基づいたデザインを特徴とする。マイク部分に独自機能を採用し、クリアな音声コミュニケーションを実現した。


ヘッドセット

Circle SC 238/268は、ナローバンド対応モデル。両製品とも保証期間は2年。

 

三菱インフォメーションシステムズ、ディープラーニングを活用したFAXOCRを発売

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三菱インフォメーションシステムズ(東京都港区、牧野友明社長)は、ディープラーニング(深層学習)を活用したFAXOCR「MELFOS(メルフォス)シリーズ」を10月17日に発売した。

MELFOSシリーズは、同社が独自に開発した「ディープラーニングOCRエンジン」の搭載により、読み取り精度を向上。従来製品と比較して、不読率(認識結果が得られなかった率)を24%低減、誤読率(認識結果が間違っていた)50%低減に成功した。


イメージ図
「MELFOS」のシステムイメージ


帳票の読み取りに使用する認識辞書は、同社が蓄積した実運用データ約30万文字をベースに生成したものを標準提供する。将来的には現在の3倍超の100万文字の認識辞書データを蓄積する予定。

また、帳票IDの表示がない取引先固有帳票については、AI技術の活用により自動仕分けして読み取ることで、手動による入力負荷の削減を図った。

利用料金は、システム型「MELFOS」は、292万円(基本ソフト、税別)~。SaaS型「MELFOS on Demand」は、月額3万8000円~。

同社は、2020年3月までに100契約を目指す。

ITR、RPA市場調査を実施、2022年度には400億円市場へ

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ITコンサルティング・調査会社のアイ・ティ・アール(東京都新宿区、内山悟志社長)は、RPA(Robotic Process Automation)市場規模推移および予測を発表した。

同調査によると、2017年度のRPA市場は売上金額35億円、前年度比約4.4倍に達している。2018年度も引き続き同2.5倍の高い伸びを予測。導入単価は下落しつつあるものの、市場参入ベンダーが拡大しており、今後も継続的な導入拡大が見込まれることから、2022年度には400億円市場まで成長すると予測。CAGR(2017~2022年度)は62.8%を見込んでいる(画像はクリックで拡大)。

同社の取締役/シニア・アナリストである舘野真人氏は、「2017年度は、それまで金融・保険業など一部の業種で先行していたRPAツール導入の動きが、他業種へも広がった年であるといえます。また、RPAツールを取り扱うSI企業の数が増加し販路が拡大したことも 、成長を後押しする要因となりました。2018年度は、試行段階にある企業での本格稼働が進むことから、市場規模は大きく拡大し、この高い成長率は2020年度まで続くと見られます。その一方で、製品ベンダー間の競争も激化しており、製品単価の低下や、一部の先進ユーザー企業における製品の切り替えなどの動きも始まっています。今後、大規模稼働に対応したロボットの管理・ガバナンス機能をもつ製品の需要が高まると考えられます」とコメントしている。

 

[製品紹介] RPAトータルソリューション / バーチャレクス・コンサルティング

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RPAトータルソリューション

バーチャレクス・コンサルティング 
詳細を見る
対象ユーザー全業種
対象規模中~大規模推奨
製品形態-
価格情報個別見積もり
製品概要業務範囲ごとに複数のベンダーが入り、分業型で進められがちなRPA導入プロセス。バーチャレクス・コンサルティングは「コンサルティング×アウトソーシング×テクノロジー」の知見を活かし、ワンストップで様々なニーズにお応えする。自社製品を持たないが故に、公平な立場から、お客様の業務最適な製品を選定、初期導入からRPAを利用した業務改善施策の立案・実行、お客様による継続的な改善プロセスの実現まで、お客様のRPA関連業務全体を幅広くご支援可能だ。
 
  • 製品紹介

導入支援から活用拡大、人材教育まで
ニーズに合わせてフレキシブルに対応

RPAトータルソリューション

バーチャレクス・コンサルティング

業務範囲ごとに複数のベンダーが入り、分業型で進められがちなRPA導入プロセスも、バーチャレクス・コンサルティングなら“コンサルティング×アウトソーシング×テクノロジー”の知見を活かしてワンストップでサポート。RPAに関するさまざまなニーズに応える。

 採用難、そして働き方改革が推進される中、RPA導入に関心をもつ企業は多い。しかし、導入ありきでつい前のめりになってしまい、導入したものの十分に活用できていないケースも散見される。「そもそも何のために必要なのか?」という根本的な目的を熟考した上でRPAの導入を検討すべきである。RPAは、目的を達成するための選択肢の1つに過ぎない。

 バーチャレクス・コンサルティング(以下、バーチャレクス)なら、コンタクトセンターをはじめとするCRM領域でのビジネスに特化する立場から、クライアントの目的(ニーズ)に合わせた総合的なRPAソリューションの提供が可能だ。

導入前の業務整理から導入後の活用拡大まで支援

 コンサルティングやアウトソーシング事業を手掛けるバーチャレクスには、多岐にわたる業務支援や改善提案の実績を有する課題解決のプロフェッショナルが多く在籍している。そのため、細やかな業務整理と課題の顕在化作業が可能だ。RPAの導入に際しても、プロセスのどの部分を自動化すると効果があるのかを可視化、対象業務を選定して実際に業務が自動化できるかを検証(PoC)、さらに、導入後は活用範囲の拡大を支援する。

サービス支援範囲

サービス支援範囲

 一方、バーチャレクス社内でも、コンタクトセンターをはじめとするさまざまな業務にRPAを積極的に活用しており、RPAの継続的なノウハウの収集や蓄積を図っている。

 また、自社開発のRPA製品を持たないため、特定の製品に依存することなく、クライアントのニーズに合わせて、中立的な立場から評価が可能なことも大きな特徴と言える。現在、複数のRPA製品を取り扱っており、ライセンス販売のみも可能である。

RPA有効活用のための人材育成を支援

 「導入したものの、社内でメンテナンスできない」「操作、活用できる社員がいない」というニーズに応え、導入後の改修・更新や、担当者への引継ぎ、人材の育成支援も積極的に行っている。

 取り扱い製品のひとつであるUiPath(ユーアイパス)に関しては、リセラー講師によるトレーニングに準拠した教材を活用した教育プログラムを提供、東京、大阪の2拠点で随時ワークショップを開催している。

 また、アウトソーシングサービスとして、コンタクトセンター運営と併せてRPA活用支援のためのエンジニアも派遣している。

 このようにバーチャレクスでは、導入前はもちろん、導入後までRPAに関するさまざまなニーズをトータルサポートする。RPAの導入、活用をご検討の際は、ぜひバーチャレクスにお声掛けいただきたい。

お問い合わせ先

バーチャレクス・コンサルティング株式会社
TEL:03-3578-5321
E-mail:sales_info@virtualex.co.jp
ソリューションサイト:http://www2.virtualex.co.jp/rpa-uipath/ccjapan09/

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Webサイトをリニューアルしました

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コールセンターで働くマネジメント層向けトレーニング研修、「RICコールセンターキャンパス実践研修講座」のWebサイトをリニューアルしました。

よりわかりやすく、最適な講座を選びやすいサイトを目指しました。

カテゴリー別(マネジメント/品質管理/オペレーション管理/人材管理)の講座分類や、対象者別(センター長・マネージャ、SV・チームリーダー、QA・トレーナー、企画・イノベーター)の講座分類を明示したうえ、従来通りの開催日や開催地での検索、フリーワード検索も可能です。

講師によるコラム、運営スタッフによるお役立ち情報なども順次アップしていきます。

引き続き、「RICコールセンターキャンパス実践研修講座」をよろしくお願いいたします。

野村総合研究所、マーケティングツール「Insight Palette」を提供開始

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村総合研究所は、生活者の消費価値観・行動やメディア接触状況を把握できるマーケティングツール「Insight Palette」を提供開始した。

同ツールは、広告効果測定プログラム「インサイトシグナル」の収集データをベースに、生活者の消費に関する価値観やメディアとの接触方法を最大8600万通りに分類し、それぞれのパターンに合致する生活者の意識・行動・属性などを可視化するもの。
性別・年代・消費価値観・消費行動などを含む「プロフィールシート」と、そのグループが利用しているメディアに関する情報を整理した「メディア接触シート」を、それぞれ1画面で確認できる。

分類は、単に「お茶飲料のユーザー」というグループ設定でなく、「都内に在住し、フルタイムで働く既婚女性30-40代のお茶飲料ユーザー」といったレベルまで詳細に設定できる。
また、広告の出稿計画を入力すると、設定したターゲットグループがどの程度その広告に接触すると見込まれるかを、シミュレーションできる。

汎用版は、月額10万円(基本費用)+1万円/1アカウントで提供。
利用企業にあわせたターゲットグループを設定できるカスタマイズ版は初期費用100万円と毎月のアカウント使用料(1万円/1アカウント)で提供する(元データの更新がないため月額基本費用はかからない)。


画面イメージ

パーソル総合研究所、「労働市場の未来推計(2030年)」を発表

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総合人材サービス、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームであるパーソル総合研究所(東京都渋谷区、渋谷和久社長)は、中央大学と共同で研究した「労働市場の未来推計2030」の成果を発表した。

成果物は、2030年までの人手不足数や人手不足の対策に関する推計値などで、具体的な内容は以下の通り。

・2030年の人手不足の推計値は644万人。20年の人手不足は384万人、25年は505万人と深刻化が進む見込み
・産業別にみると、人手不足が最も生じるのはサービス業で400万人。次いで医療・福祉の187万人
・職業別にみると、人手不足が最も生じるのは専門的・技術的職業従事者で212万人
・都道府県別にみると、人手不足が最も生じるのは東京で133万人

結果を受けて、中央大学経済学部の阿部正浩教授は、「賃金が上がらない場合は、不足はさらに増える」と警鐘を鳴らした。

人手不足を埋める対策としては女性やシニア、外国人といった新たな労働力の確保があるが、さまざまな対策を講じた結果、補充が見込まれる人数は女性が102万人、シニアが163万人、外国人が81万人とみており、パーソル総合研究所リサーチ部長の田井千晶氏は、「なお298万人が不足する見込み。これをAIなどの技術革新で埋める必要がある」と提言した。
今回の推計ではAIなどの技術革新が進んだ結果、生まれる新たな産業や職種については考慮していない。
こうした新規需要が拡大すれば、人手不足は今回の想定よりさらに深刻化しそうだ。

成果を発表する中央大学経済学部の阿部正浩教授

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