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2020年4月号 <第2特集>

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第2特集扉

ITツール全体に波及する自動化の波
コールセンター/CRM
ITソリューション総覧2020(後編)

ボットの普及拡大がもたらす新需要
再注目される「FAQ作成・管理ツール」

チャットボットは、早くもコンタクトチャネルとして定着しつつある。そこで喫緊の課題として浮上しているのが、回答精度向上を図るための「ナレッジ整備」で、FAQ関連ソリューションのニーズが高まっている。「コールセンター/CRM ITソリューション総覧 2020」の後編では、それらを含めたCRM実践ツール、ヘッドセット、その他コールセンター製品のトレンドを検証する。

 「CRM実践ツール」「ヘッドセット」「その他コールセンター製品」の3分野の製品動向を検証する。CRM実践ツールは、チャネルが増加することによる現状把握やレポートの統合など、現場業務の効率化に対するニーズが高く、「オムニチャネル対応」を志向するツールが増えた。チャットボットに欠かせないツールという認識が高まったためか、FAQシステムの導入社数の増加が目立った。加えて、複数のベンダーが、新たにFAQ作成支援ツールの提供を開始するなど、FAQ運用の負荷軽減に対する需要の高さが伺えた。

一覧表の見方

一覧表の見方

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2020年4月号 <特別企画>

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第2特集扉

いよいよスタート!
「同一労働同一賃金」の傾向と対策

働き方改革の「一丁目一番地」
焦点は“手当”の扱いと派遣社員の待遇

正社員から1日数時間しか勤務しないパートタイマーまで、コールセンターには現状、考えられるすべての雇用形態のスタッフが混在する、まさに“カオス”状態にある。にも関わらず、専門家である人事部がほとんど関与していないケースも多い。いよいよスタートする同一労働同一賃金に、現場がどう取り組むべきか。厚生労働省のガイドラインをひも解くとともに、社会保険労務士に「よくある疑問」を聞いた。

 現政権が目玉政策として取り組む、働き方改革関連法。その“一丁目一番地”として位置づけられている「同一労働同一賃金」が、2020年4月から実施となる(中小企業は2021年4月から)。しかし、その複雑さゆえに「何から取り組んでいいのかわからない」「そもそも不合理な待遇差の定義が不透明すぎる」といった声が多く、対策が進んでいないのが現状だ。厚生労働省が作成したマニュアルに記載されている「不合理な待遇差の判断の枠組み」()を見ても、判然としない部分が多い。そこで、本特集では「コールセンターでありがちな正規・非正規の処遇」に関する疑問を社会保険労務士2名に聞いた。

図 「不合理な待遇差」の判断の枠組み

図 「不合理な待遇差」の判断の枠組み

(出典:厚生労働省)
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設問は次の通り。

Q. スーパーバイザーに正社員と有期契約社員が混在しています。基本給はもちろん違いますし、手当は、正社員には住宅手当と通勤手当を支給していますが契約社員にはありません。これらはすべて揃えないといけないのでしょうか?

Q. 正社員と無期の契約社員、有期契約社員が混在し、仕事はほぼ同じなのですが、基本給が異なります。一応、現場のセンター長の判断で無期や正社員に転換する制度は設けているのですが、辞退する有期契約社員も多いのです。この場合は正社員に揃える必要はないですよね?

Q. 派遣会社から、「同一労働同一賃金に対応しないといけないから料金を上げてほしい」と交渉されています。しかし、派遣されるスタッフのスキルが上がるわけでもないのに、料金引き上げに応じることには大いに抵抗があります。どうすればいいのでしょうか。

Q. 人事制度の改革には大きな労力が必要で、当社ではとても無理なので、いっそのことすべて業務委託に切り替えようかと思っているのですが、注意すべき点は?

Q. 派遣社員の交通費についてお聞きします。100%上乗せすると、膨大な予算が必要でかなり難しいです。法律上、基本給を下げることはできないのでしょうか。

Q. 派遣社員で構成されたコールセンターを全国各地で運営しています。同じ仕事をしていれば、東京と沖縄の拠点で賃金を揃えないといけないのでしょうか?

2020年4月号 <事例研究>

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事例研究

LIFULL

LINEとTV電話で住まい選び相談
マッチングをオムニチャネルで支援

物件情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULLは、対面および非対面で“住まい選び”を支援する。非対面窓口は、気軽に相談できるLINEからの問い合わせが約半数を占める。ヒアリングを重ね、顧客が思い描く“理想の家”を聞き出し、それを実現できる不動産会社や建設会社をマッチングしている。

 「住まいを決めること」は、ライフステージにおける大きな決断の一つだ。多くの人は物件選びに慣れているわけではない。どう選べばいいのか。何をチェックすればいいのか。アドバイスを必要とする人は少なくない。

 さまざまな不動産会社の物件情報をまとめて検索できるWebサイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」を運営するLIFULLは、賃貸物件探しを支援する「住まい探しのサポートセンター」と、購入におけるさまざまな相談に応対する「住まいの窓口」というサービスを展開している。同社は、物件を直接紹介するのではなく、不動産や住宅建設の工務店と、住み替えを検討する人をつなぐ立場だ()。従来は、住み替えを検討する人が自らWebサイトで不動産や工務店を探す仕組みを提供するのみにとどまっていたが、住まいの窓口で積極的に支援することによってマッチングの精度を高める狙いだ。

 LIFULL HOME'S事業本部CX戦略部住まいの窓口ユニット デスクグループのグループ長、高瀬一輝氏は、「お客様が安心して住み替えられるよう、2016年から相談窓口として対面カウンターを全国に順次開設。電話やメールなど非対面接客も開始し、より気軽に相談できる環境を整えています」と説明する。

 目指すのは、対面接客と同質のサービスだ。現在は、対面カウンターの成約率がデスクグループの2.5倍となっているが、この差を埋めていくことがデスクグループの目下の課題だ。問い合わせの約半数がLINE。利便性を強みに、ヒアリングスキルを高める一方で、今後はVOC活動にも注力していく方針だ。

LIFULL HOME'S事業本部CX戦略部住まいの窓口ユニット デスクグループのグループ長、高瀬一輝氏

LIFULL HOME'S事業本部CX戦略部住まいの窓口ユニット デスクグループのグループ長、高瀬一輝氏

図 LIFULL HOME'Sの主な仕組み

図 LIFULL HOME'Sの主な仕組み

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Center Profile

センター

コールセンターは、東京(9名)、高知(5名)、福井(鯖江、2名)の3カ所に開設。高知と鯖江は、ヘルプデスク窓口として運営。「LIFULL HOME'S住まいの窓口」と「住まい探しのサポートセンター」の2サービスを展開。電話、メール、LINE、テレビ電話のマルチチャネルで、“住まい選び”の相談に対応している。

2020年4月号 <DATA FILE by HDI-Japan>

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DATA FILE by HDI-Japan

問い合わせ窓口格付け調査──キャッシュレス業界

Web・電話サポートともに課題が多し
問い合わせ窓口なく“調査不能”企業も

昨年10月からの消費増税とあわせ、電子マネーによるキャッシュレス決済への参入企業が増えている。消費者は、どのサービスが自分にあっているか知りたいものの、Webサポートも電話窓口も課題が多いようだ。なかには問い合わせ(電話)窓口が見当たらない企業もあり、調査不能となった。

図 キャッシュレス業界格付け結果及び、2019年全業界平均との比較

図 キャッシュレス業界格付け結果及び、2019年全業界平均との比較

[実際に調査を行った窓口]
イオン(WAON):WAONコールセンター、NTTドコモ(d払い):総合お問い合わせ<ドコモ インフォメーションセンター>、Origami(Origami Pay)、KDDI(auPAY):KDDIお客さまセンター、セブン・カードサービス(nanaco):nanacoお問合せセンター、東日本旅客鉄道(Suica):JR東日本お問い合わせセンター(列車時刻、運賃・料金、空席情報)、ファミリーマート(ファミペイ):ファミペイサポートセンター、PayPay(PayPay):PayPayカスタマーサポート窓口、メルペイ(メルペイ):カスタマーサポートグループ、LINE Pay(Line Pay):お問い合わせ、楽天ペイメント(楽天ペイ):お問い合わせフォーム、ジェーシービー(QUIC Pay):JCBインフォメーションセンター

2020年4月号 <Focus/ソリューション>

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Focus

CS向上、売上貢献、離職防止
高まる『音声感情解析』への期待値

顧客とオペレータの行動は似通っている。心地よい体験をすれば購買意欲、就労意欲が高まり、不満が募れば離反、離職につながる。顧客やオペレータの感情を把握し、CX・EXを高められないか──。このカギを握る技術として注目されるのが『音声感情解析』だ。最新動向を探る。

 コールセンターで日々交わされる顧客とオペレータの通話音声をデジタルデータとして蓄積・分析し、経営貢献の素材とする。こうしたVOC活動を推進するため、音声認識システムで通話内容を全文テキスト化する動きが広まりつつある。しかし、テキスト情報だけでは会話の温度感や話者の感情の起伏はつかみにくく、本当の心境はわからないという指摘もある。

 こうした課題を解決するため、注目されるのが「音声感情解析」だ。現在はAI技術の進化などにより、話者の喜怒哀楽すべての感情をリアルタイムで視覚化し、どんな心情で発言しているか、“真の気持ち”を解析するソリューションが登場している。これにより、音声感情解析の実用性が期待され、導入機運も高まりつつある。

2020年4月号 <Focus/トピックス>

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Focus

一気に進む「クラウド・シフト」
2023年に市場全体の6割に拡大

──ミック経済研究所

他のソリューション分野よりも緩やかに進むと予測されていたコールセンターの基盤システムの「クラウド・シフト」。しかし、ミック経済研究所が実施した調査によると、CRM市場全体に占めるパブリッククラウドの割合はすでに30%を超え、2023年には市場の64.7%を占める規模に拡大しそうだ。

 ミック経済研究所(東京都中央区、有賀 章代表)が、まとめた「マーテック市場の現状と展望2020<クラウド型CRM市場編>」によると、「クラウド型CRM総市場」の規模は、年平均成長率22.2%で推移し、2023年度には5581億円でCRM市場全体の64.7%を占める規模まで拡大するという。要因としては、CRM大手ベンダーのビジネス拡大や、オンプレミス中心のビジネスを展開していたベンダーやSIがクラウド専業ベンダーとパートナー契約を結び始めたことなどが挙げられる。

図 クラウド型CRM総市場推移およびオンプレミス型CRM市場との市場推移比較

図 クラウド型CRM総市場推移およびオンプレミス型CRM市場との市場推移比較

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2020年4月号 <インタビュー>

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山本 浩二 氏

CSが左右する“経営者の評価”
「将来の企業価値」への影響度

ジェイ・ディー・パワー ジャパン
代表取締役社長
山本 浩二 氏

CSは上げるのは難しく、下げるのは簡単。そして再び上げるのはもっと難しい──。国際的な顧客満足の専門機関、ジェイ・ディー・パワー ジャパンを率いる山本社長は、こう強調する。日産自動車で最先端技術の責任者を歴任した経歴を活かし、企業の変革を強力に支援する山本氏に、「CS」を経営指標化するポイントを聞いた。

Profile

山本 浩二 氏(Koji Yamamoto)

ジェイ・ディー・パワー ジャパン 代表取締役社長

大分大学卒後、日産自動車に入社。約30年間、米国での新車や新工場の立上げ、電気自動車のプログラムダイレクター、自動運転、コネクテッド・カー事業本部長などに携わる。新規調査やビジネス開拓を通じて、未来の自動車社会におけるJ.D. パワーの役割を果たすべく、2018年5月にジェイ・ディー・パワー ジャパンの代表取締役に就任。

──長く在籍されていた自動車業界における顧客満足(CS)の考え方について教えてください。

山本 2018年まで、日産自動車で主に新車開発・企画部門に従事してきました。そのなかには、電気自動車や自動運転、コネクテッド(車載デジタル端末を利用したコミュニケーションを軸とした諸機能)などの最先端技術が多く含まれています。

 自動車業界は現在、そうした技術革新を背景に、「100年に一度の変革期」とされています。かつての市場は、メーカー主導で開発した技術を消費者(顧客)が利用する、典型的なプロダクトアウト型でした。そのやり方は今や通用せず、常に顧客の声や意思─つまりCSを意識した技術開発が求められています。

──そうした劇的な変化が生じた背景を具体的に。

山本 これは自動車に限りませんが、スマートフォンの登場と普及が大きな契機になったと思います。消費者が欲しい機能をアップデートするだけで実装できる、つまり「アドオンできる商品やサービス」が当たり前になった結果、ほとんどすべての市場で顧客の期待値が向上しています。従って、商品開発は、消費者のニーズを従来以上に的確に捉えないと成立しない時代になったといえます。そのためにも、CSをいかに的確に捉え、それを起点に全社全部門でフィードバックサイクルを回す取り組みが、すべての業種における経営戦略上、大きなカギとなっているはずです。

──ほとんどのメーカーが同じようにニーズを反映させるので、個性的な商品が登場しにくく、コモディティ化のサイクルが短いなど「消費者の声を聞きすぎることで生じる弊害」も指摘されています。自動車も例外ではないと感じるのですが。

山本 確かに、メーカー主導で開発が進んでいたかつての方が、「燃費は今イチだけど運転性能が圧倒的に高い」といった、スポーツカーに代表される個性的な自動車が今より多かったのは事実です。しかし、自動車産業は膨大な開発コストと期間が必要なため、何十、何百と同時に製品をラインナップできません。消費者のニーズに一斉に応えた結果、“売れ筋”になりそうな平均的なデザインや性能に収束してしまった傾向が、とくに国産車メーカーに垣間見えるのは、そうした背景があるからだと思います。

 一方で、現在はコネクテッド・カーに代表されるように、スマートフォン並みにアドオンで機能強化できる余地も拡大しています。今後、後付けで「こんなこともできるのか!」というサプライズを伴う機能を提供することができるようになるのでは、と思っています。

CSは中長期的に捉える
「経営指標」として活用すべし

──CSを経営指標として活用するポイントについて、考えを聞かせてください。

山本 CSは、向上させるのは難しいのですが、下げるのは実に簡単です。そして、いったん下がったCSを向上させることは、さらに難易度が高まるという性質を持っています。従って、中長期的に測定し、フィードバックサイクルを構築するという活動を、全社同じベクトルで実施する必要があります。そうした意味では、いま現在の状態を示すというより「将来の企業価値を左右するキーファクター」と捉えるべきです。

(聞き手・矢島竜児)
続きは本誌をご覧ください

2020年4月号 <IT企業に聞く!>

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長谷川 幸一 氏

長谷川 幸一 氏
ソリューション営業部 営業課長

<コーナー解説>
ITソリューションベンダーのキーマンに製品・販売戦略を聞きます。

長塚電話工業所

高齢者対応から店舗接客まで
「会話」の価値を高める支援ツールを開発

企業PROFILE

所在地:東京都目黒区鷹番2-11-1
代表者:長塚 将 社長
設立:1937年2月
資本金:1000万円
URL:www.nagatsuka.co.jp/


2020年4月号 <ITの選び方&使い方>

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ITの選び方&使い方

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

東京海上アシスタンス

緊急対応時のAHT短縮をもたらす
「誰でも検索できるFAQ」の作り方

 FAQは、「新しい、見やすい、探しやすい」体系に情報が整理されていてこそ、「オペレータ/SVの経験やスキルの差を埋める効果」がはじめて発揮できる。ただ情報が蓄積されているだけでは、むしろ“個人差”が表れやすい。東京海上グループのアシスタンス事業を担う東京海上アシスタンスは、SV業務の支援ツールとして、アクセラテクノロジが提供するFAQシステム「Accela BizAntenna」を導入。FAQやマニュアル、業務資料など、SVが参照する情報の体系化を図り、業務効率および応対品質の底上げに取り組んでいる。

今月のPOINTS!

システム概要
FAQやマニュアルなどの各種資料を一元管理する基盤として、アクセラテクノロジのFAQシステム「Accela BizAntenna」を採用。SVが二次対応で活用するほか、人事総務や経理といったコーポレート(バックオフィス)部門との共通ナレッジシステムとしても活用している。

選び方のポイント
WordやPDFといったファイル形式で保存しているナレッジが多く含まれているため、「ファイルの中身も横断的に検索が可能なこと」を要件として選定。検索機能の豊富さに加え、導入前のナレッジ構築支援サービスも評価した。

使い方のポイント
誰でも容易に情報を見つけられるよう、メニュー画面の構成を作り込んだ。例えば、エスカレーションや勤怠管理など、具体的な業務での利用を想定したケーススタディを用意。新人SVやナレッジ検索を苦手とするSVによる検証を行い、つまずいているポイントを改善点・要望としてシステムに反映した。2020年からはオペレータ向けのFAQシステムとしても活用する計画。

経営企画部課長の小林健司氏

経営企画部課長の小林健司氏

図 SVの情報体系化に関する課題認識

図 SVの情報体系化に関する課題認識

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2020年4月号 <カイゼンの軌跡>

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カイゼンの軌跡

<コーナー解説>
コールセンターの業務改善のビフォー・アフターを中心に施策をまとめます。

freee

「SVのお仕事」を自動化
オペレータに向き合う時間を創出

今月のHints!

Hints

 SVが忙殺され、本来の役割であるオペレータのフォローアップに時間が割けなくなると、勤怠悪化や退職につながり、さらに人手不足の悪循環に陥る。freeeではSV業務の自動化を行う運営方針で、こうした事態を未然に防いでいる。そのポイントは次の2つだ。

(1)業務を細かく分断化
 課金システムや事務処理システムなど、業務ごとにエンジニアチームを構える組織体制。

(2)エンジニアとの密な交流
 サポートチームと課題を共有し、相互理解を深める場の設定。

Supervisor 重光佳乃氏(左)、マネージャー 木下睦子氏(右)

Supervisor 重光佳乃氏(左)、マネージャー 木下睦子氏(右)

図 コンタクトセンターと開発エンジニアが密に連携

図 コンタクトセンターと開発エンジニアが密に連携

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2020年4月号 <連載/コラム>

2020年4月号 <連載/マンガ>

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マンガ

マンガ

督促オペレータ奮闘記(87)

榎本まみ

録音

著者のブログ(督促OLの回収4コマブログ)はこちら

2020年4月号 <連載/実践>

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実践

上司・部下・顧客の「価値観」がわかる! 性格診断『エニアグラム』活用術:第5回

タイプ別で使い分ける声掛け
価値観で異なる“やる気スイッチ”

片桐あい

褒められてうれしい言葉は、人によって異なる。今回は、エニアグラムで分類した9つのタイプごとに、“やる気スイッチ”を入れる具体的な声掛けを紹介する。ポイントは、そのタイプが重視する価値観に触れる言葉の選定だ。伝える際には、「あなた」と「私」、主語を使い分けることでより響く声掛けとするアイメッセージとユーメッセージも活用したい。


仕事への姿勢を変える!「面談力」の鍛え方:第3回

反発や逆ギレに負けない!
反駁(はんばく)のススメ

藤木 健

面談は相手の考えを聞くことが重要だが、それがオペレータのわがままや独自の理論で誤りがあれば、意識を変えるための指導が必要だ。「納得できません」という反発や、「それって、私の仕事なんですか?」という逆ギレには、徹底して説き伏せる“反駁(はんばく)”のスキルも求められる。面談をゴールに導く、反駁について解説する。


2020年4月号 <連載/戦略>

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戦略

コミュニケーションの価値を高める「カスタマーエクスペリエンス」の設計書:第10回

事例からひも解く
「良質な顧客体験」の再現性

大貫竜平

カスタマーエクスペリエンスに伴う顧客ロイヤルティ向上において、絶対に忘れてはならないのが「1回限り、あるいは部分的では効果は見込めない」ということだ。キーワードは、いつでも、誰でも高水準のカスタマーエクスペリエンスを提供できるという「再現性」にある。今回は再現性のある顧客体験について、事例をベースに解説する。


2020年4月号 <サービスのプロに聞く>

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齋藤 美紀 さん

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

コンシェルジュは1日にして成らず!
「人脈形成」「顧客体験」の積み重ねがカギ

シャングリ・ラ ホテル 東京
チーフコンシェルジュ
レ・クレドール メンバー
齋藤 美紀 さん

Profile

新卒時に横浜のホテルに入社し、11年目にコンシェルジュへの就任を命じられる。コンラッド東京に転職後、4年目に国際的なコンシェルジュの組織「レ・クレドール」の会員に認定された。シャングリ・ラ ホテル 東京に転職し、チーフコンシェルジュに就任し現在に至る。

 レ・クレドール ジャパンという、コンシェルジュの国際的なネットワークがある。香港に本拠点を置くシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツが日本に初めて進出したシャングリ・ラ ホテル 東京のチーフコンシェルジュ、齋藤美紀さんはその一員だ。年に一度、国際会議が開かれ、世界各国のコンシェルジュと情報交換する機会がある。世界各国の実績ある4500人ものコンシェルジュから積極的にマナーやトレンドなど、生の情報を収集、接客する際には大きな武器となっている。

 宿泊客からのリクエストのなかには、「今日の重大な商談に付き添ってくれる通訳を手配してほしい」や「空港からヘリコプターで移動したい」というような、ひとりの力では解決が難しいリクエストもある。経験を積んだ齋藤さんでも、「どんなリクエストが来るか分からないプレッシャーは今でもあります」という。しかし、レ・クレドール、あるいは今までの経験で得られた知見や豊富な人脈を駆使して、そうした無理難題にも対応してきた。

 齋藤さんは、どんなリクエストにも応える心構えと、観光客への思い、また、適切な提案のコツを語り始めた。


2020年4月号 <センター探訪>

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お客様相談室のチームメンバー

お客様相談室のチームメンバー

取材に応じてくれたシフォンちゃん

取材に応じてくれたシフォンちゃん

受付にはペットフードが陳列されている

受付にはペットフードが陳列されている

ロイヤルカナン ジャポン

飼い主に寄り添う共感性をもたらす
“ワンちゃん・ネコちゃん”社員の存在

 「彼らの仕事内容は“社員を癒すこと”です」──ペットフードメーカーのロイヤルカナン お客様相談室長の大石恵津子 獣医師は、この日、出社してくれたシフォンちゃんを見ながら笑顔で語った。同社では“ワンちゃん・ネコちゃん”と一緒に出社することが可能で、社員は彼らのことを「職場の仲間」として接している。シフォンちゃんの飼い主でもあるカスタマーケア エグゼクティブの谷野仁科 獣医師は「出社する際にキャリーを出すと、自分から意気揚々と入っていくほど、出社が楽しみなようです」と語るように、シフォンちゃんも礼儀正しい様子で取材に応じてくれた。

 彼らの仕事はそれだけではない。「普段、あまり関わることのない部署の社員との交流も活性化します。所属ではなく、飼い主として覚えられるので、コミュニケーションのきっかけになっています」と、同室を統括するカスタマーケア マネージャー 武者昌彦氏は語る。

 同社の“ワンちゃん・ネコちゃん”に対する思いは、ひときわ熱い。「カスタマーとは、飼い主ではなく犬と猫」という意識が浸透しており、顧客対応にも表れている。電話を受けるオペレータは、全員が獣医師または動物看護士の資格を所持しており、「どんな成分を使っているのか」「今までは食べていたのに急に食べなくなった」「最近太った」などの難易度の高い相談に対して、獣医学に基づく専門的な知識を武器にペットの健康維持を支援している。「“伝えた”と“伝わった”は違う」という意識のもと専門的な内容をいかにわかりやすく話すかを追求し、「説明がわかりやすい」との回答は満足度調査でもなんと95%を超える。

 谷野 獣医師は「臨床医として働いていたときは、どうしても救うことのできない命もありました。だからこそ、ここでは療法食を通して病気の予防を提案することにやりがいを感じます」と力強く語った。“ワンちゃん・ネコちゃん”と一緒に働いているからこそ、飼い主への共感性が高まり、心から寄り添ったパフォーマンスが可能になるのかもしれない。

電話対応中も大人しくしている

電話対応中も大人しくしている

コンタクトセンター・アワード2019受賞

コンタクトセンター・アワード2019受賞

会議室へとつづくキャットウォークからネコちゃんが覗くことも

会議室へとつづくキャットウォークからネコちゃんが覗くことも

コールセンタージャパン 2020年4月号(3月20日発売)

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表紙

特 集 Special edition

離職予防の「仕組み」と「制度」

Part.1 <現状と課題>
“万人受けする取り組み”はない!
「コミュニケーション」「IT」の両輪を強化

Part.2 <座談会>
“辞めさせない”ではなく“辞めたくない”
ポイントは成長を実感する研修と評価

カルディアクロス 和泉祐子氏/SBI証券 河田裕司氏/テレコムスクエア 中村康人氏/ジュピターテレコム 平井摩子氏

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特集扉

第2特集 2nd Special edition

ITツール全体に波及する自動化の波
コールセンター/CRM
ITソリューション総覧2020
(後編)

ボットの普及拡大がもたらす新需要
再注目される「FAQ作成・管理ツール」

詳細を見る

第2特集扉

特別企画 Special Contents

いよいよスタート!
「同一労働同一賃金」の
傾向と対策

働き方改革の「一丁目一番地」
焦点は“手当”の扱いと派遣社員の待遇

詳細を見る

第2特集扉

戦略を学ぶ Strategy

< インタビュー >

ジェイ・ディー・パワー ジャパン
代表取締役社長
山本 浩二 氏

CSが左右する“経営者の評価”
「将来の企業価値」への影響度

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山本 浩二 氏

トレンドをつかむ Trend

< FOCUS-Topics >

一気に進む「クラウド・シフト」
2023年に市場全体の6割に拡大

──ミック経済研究所

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< FOCUS-Solution >

CS向上、売上貢献、離職防止
高まる『音声感情解析』への期待値

詳細を見る

< NEWS DIGEST/掲示板 >

ベネッセコーポレーション/北國銀行/RevComm/テクマトリックス/JIEC/NTTテクノクロス/アグレックス/コールナビ/バーチャレクス・コンサルティング/Zendesk/ベクスト/ベルシステム24ホールディングス/Inspiro Relia/ビーウィズ/情報処理学会

現場を知る Site

< 事例研究 >

LIFULL
LINEとTV電話で住まい選び相談
マッチングをオムニチャネルで支援

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< カイゼンの軌跡 >

freee
「SVのお仕事」を自動化
オペレータに向き合う時間を創出

詳細を見る

< サービスのプロに聞く >

シャングリ・ラ ホテル 東京
チーフコンシェルジュ
レ・クレドール メンバー
齋藤 美紀 さん

コンシェルジュは1日にして成らず!
「人脈形成」「顧客体験」の積み重ねがカギ

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< センター探訪 >

ロイヤルカナン ジャポン
飼い主に寄り添う共感性をもたらす
“ワンちゃん・ネコちゃん”社員の存在

詳細を見る

ITを知る Information Technology

< ITの選び方&使い方 >

東京海上アシスタンス
緊急対応時のAHT短縮をもたらす
「誰でも検索できるFAQ」の作り方

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< IT企業に聞く! >

長塚電話工業所
高齢者対応から店舗接客まで
「会話」の価値を高める支援ツールを開発

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< New Products >

サイシード/日立ソリューションズ東日本/りらいあコミュニケーションズ

データを捉える Data

< DATA FILE by HDI-Japan >

問い合わせ窓口格付け調査
──キャッシュレス業界

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連 載 Serialization

< 実践 >

上司・部下・顧客の「価値観」がわかる!
性格診断『エニアグラム』活用術:第5回
片桐あい

仕事への姿勢を変える!
「面談力」の鍛え方:第3回
藤木 健

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< 戦略 >

コミュニケーションの価値を高める
「カスタマーエクスペリエンス」の設計書:第10回
大貫竜平

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< コラム >

市界良好:第96回
秋山紀郎

AfterCall〜電話の後で:第96回
品川宏暢/服部洋子

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第62回
渡部弘毅

詳細を見る

< マンガ >

督促オペレータ奮闘記(87)
榎本まみ

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[製品紹介] Quick eDialer (クイック イーダイヤラー) / MITシステム研究所

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Quick eDialer (クイック イーダイヤラー)

MITシステム研究所
詳細を見る
対象ユーザーアウトバウンド業務を行う全ての業種・業態に対応
対象規模大規模コンタクトセンターから、中小企業・個人商店まで
製品形態オンプレミス、クラウド
価格情報個別見積り
製品概要長年にわたり「Quick eDialer(クイック イーダイヤラー)」が支持されてきた理由は、高いコールリスト制御機能にある。コールリストを顧客属性ごとに複数用意して発信開始時間を指定することで接続率が向上する。3つの発信モード(プレビュー、プログレッシブ、プレディクティブ)をオペレータの状況や接続率を見ながら切替えたり、コールリストをコピーして別グループに移動すれば、架電の消化率を向上できる。オンプレミスPBXにもクラウドPBXにも対応しており、同社のコールセンター向けCRM製品「QuickCRM」と連動して、手軽に顧客情報を管理できる。オペレータ画面作成も直感的にできるよう工夫されており、好評を得ている。
 
  • 製品紹介

使える!ダイヤラー「Quick eDialer」
この春、待望のバージョンアップ

Quick eDialer(クイックイーダイヤラー)

MITシステム研究所

 2014年の発売以来、高機能ダイヤラーとして支持され続けているMITシステム研究所の「Quick eDialer」。コンタクトセンターのニーズに合わせ、ますます進化する「Quick eDialer」の魅力を探る。

「Quick eDialer」が支持される理由 高いコールリスト制御機能

 「Quick eDialer」が長年にわたり、さまざまな分野で利用されてきた理由の1つに「予測発信機能」「コールリスト自動切換え機能」など、高いコールリスト制御機能がある。

 例えば、複数のコールリストを登録しておき、指定時間に自動的に次のコールリストの架電を開始する機能を利用すれば、お客様属性による接続率の変化に対応できる(図1)。

図1 コールリスト自動切換え指定

図1 コールリスト自動切換え指定

 また、コールリストをコピーする機能を利用すれば、架電の消化を急ぎたい時に架電中のコールリストを別のダイアラーグループにコピーして同時に架電できる。プレディクティブモードとプレビューモードがボタン1つでシームレスに移行できるのも嬉しい機能だ。

 なお、同社のコールセンター向けCRM製品「QuickCRM」と連動すれば、手軽にお客様情報を管理できる。簡単な業務画面はExcelに登録するだけで自動作成できるため、オペレータ画面の作成に悩むユーザに好評を得ている(図2)。

図2 「QuickCRM」による自動画面作成

図2 「QuickCRM」による自動画面作成

2020春バージョンアップ! ますます接続効率の高いダイヤラーに

 そんな「Quick eDialer」がこの春バージョンアップする。従来機能の強化に加え、新たな機能搭載で、ますます接続効率の高いダイヤラーとして進化する。新たに搭載された注目の新機能は次の3つ。

1. 全機能をオールインワンで提供
 プレディクティブ、プログレッシブ、プレビュー、通話録音、モニター機能、折返し電話対応をオールインワンで提供。

2. 大規模コールセンターにも対応
 複数拠点のある大規模コールセンターでも、複数拠点から同時にダイヤラーにアクセスできる。

3. クラウド化に対応
 必要な時に必要なだけプレディクティブ機能を利用できる。例えば市場調査など、大量に架電が必要なときだけクラウド仕様のプレディクティブ機能を利用することもできる。

図3 「Quick eDialer」のシステム構成イメージ

図3 「Quick eDialer」のシステム構成イメージ

お問い合わせ先

株式会社エム・アイ・ティシステム研究所
TEL:03-6891-1010
URL:http://www.mitsys.co.jp/

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[製品紹介] Helpfeel (ヘルプフィール) / Nota(ノータ)

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Helpfeel (ヘルプフィール)

Nota(ノータ)
詳細を見る
対象ユーザーWEBサイト上にFAQを持つ企業すべて
対象規模担当者1名から利用可能
製品形態クラウド
価格情報個別見積もり
製品概要Helpfeelは、カスタマーサポートやコールセンター向けの、検索に特化した革新的なFAQシステム。人がFAQの検索時に入力する曖昧な表現、感覚的な言語の表現、スペルミスを考慮し、御社のサービス専用の言い換え辞書を作成することにより、質問の語彙を通常の50倍に拡大する。2019年夏のリリース以降、PayPayフリマ、Airレジ、HENNGEなど20社以上に導入。コンシューマ向けサービスだけでなく、法人顧客向けのFAQとしても活用されている。
 
  • 製品紹介

カスタマーサポートの救世主!
検索に特化した本当に役立つFAQ

Helpfeel(ヘルプフィール)

Nota(ノータ)

 Helpfeelは、カスタマーサポートやコールセンター向けの検索に特化した革新的なFAQシステムだ。「ユーザーからの問い合わせが減らない」「取引先からの質問にすばやく回答できない」「社内ルールの浸透に苦戦」といった企業の悩みを解決する。2019年夏のリリース以降、PayPayフリマ、Airレジ、HENNGEなど20社以上に導入。コンシューマ向けサービスだけでなく、法人顧客向けのFAQとしても活用されている。

ユーザーの質問の意図を瞬時に予測するアルゴリズム

 HelpfeelでFAQを作成する際には、人がFAQの検索時に入力する曖昧な表現や、感覚的な言語の表現、スペルミスを考慮して、それぞれの会社やサービス専用の言い換え辞書を作成する。これにより質問の語彙は通常の50倍に拡大する。

 これは、iPhoneの開発者の1人であり、日本のモバイルテクノロジーを牽引する慶應大学の増井俊之教授(弊社CTO)が10年をかけて研究した世界初のアルゴリズムだ。このアルゴリズムにより、ユーザーが質問を入力した瞬間に質問を予測して候補がでるため、ストレスなく欲しい回答にたどり着くことができる。

図1 Helpfeelの操作イメージ

図1 Helpfeelの操作イメージ

最大64%問い合わせ削減

 Helpfeelのシステムにより、FAQの検索性能を高めた結果、導入1カ月後の問い合わせ件数が64%削減した事例もある。大規模コールセンターなど、カスタマーサポートへの問い合わせ件数が多い場合は、さらに威力を発揮する。

図2 Helpfeelの仕組み

図2 Helpfeelの仕組み

カスタマーサクセスがFAQ更新をサポート

 最初の辞書作成やFAQ移行など、利用開始に必要なライティングは、Notaの専任の編集チームが行う。導入後の日常的な運用も、Notaの専任のカスタマーサクセスが担当し、検索されたキーワードや利用傾向のレポーティングを行う。

 また、アクセス分析にはGoogle Analyticsを用いるので、担当者が自然にアクセス分析を学習できるほか、削減された業務時間を顧客ニーズの分析など、本当にやるべきことに当てることができる。

お問い合わせ先

Nota, Inc.(ノータ)
※Nota,Inc.は、Helpfeelの開発会社です
E-mail:sales@notainc.com
URL:https://helpfeel.com/

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[製品紹介] FUJITSU Business Application CRMateモバイル / 富士通

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FUJITSU Business Application CRMateモバイル

富士通
 
詳細を見る
対象ユーザー中規模・大規模センター向け、CX(顧客経験価値)を向上したい企業
対象規模-
製品形態-
価格情報個別見積り
製品概要CRMateモバイルはスマートフォンからの問い合わせに活用できるモバイルアプリケーションである。コンタクトセンター個々の業務に合わせて専用のアプリケーションにカスタマイズし、お客様に配布して問い合わせの際に利用してもらう。このアプリケーションを利用することで、写真や位置情報などを付加して問い合わせできるため、お客様は簡単な用件を伝えるだけで済むうえに、面倒なIVR操作から解放されるというメリットがある。一方、センター側も対応前からお客様の情報が把握できたり、お客様にコールバックが可能といったメリットがある。双方にとってメリットの大きいCRMateモバイルの導入でCX(顧客経験価値)を向上する。
 
  • 製品情報

オムニチャネル時代の
コミュニケーションチャネルを最適化

FUJITSU Business Application CRMate モバイル

富士通

 コンタクトセンターにおいて、DXを加速させ、CXを高めるには、単にコミュニケーションチャネルを増やせばよいわけではない。お客様とコンタクトセンターの双方にとって、最適なコミュニケーションチャネルへ案内することが肝要である。

 これを実現するため、富士通では、モバイルアプリケーション「CRMateモバイル」の2つの機能──「チャネルコントローラー」と「ビジュアルIVR」を提供している。

「コールリーズン」×「顧客属性」に合わせ適切なチャネルに誘導

 相談、トラブル、作業依頼などコールリーズンに合わせて、お客様とのコミュニケーションチャネルをコントロールすれば、入電を抑制できる。呼量が削減されれば、オペレータはより効率的な応対が可能となり、CXの向上も期待できる。

 例えば、購入前相談など、一問一答で自動化できるものはAIボットへ、解決できない場合は有人対応へ誘導する。テクニカルな質問など、人の対応を必要としがちなものも、まずFAQへ誘導し自己解決を促し、解決できない場合のみ有人対応へ誘導する。

 一方、チャネルコントロールに必要なのは、コールリーズンだけではない。電話で聞きたいお客様、丁寧な対応が必要なお客様まで電話以外のチャネルに誘導することは、CXの低下を招きかねない。

 例えば、一般カスタマーにはFAQで自己解決を促しつつも、ロイヤルカスタマーには問合せの早い段階で電話を選択できるように設計する。優先的にベテランオペレータとの会話へ誘導し、丁寧な対応を通して、さらなるリピーター、ファン顧客になってもらえるようにする。

図1 「コールリーズン」×「顧客属性」によるチャネルコントロール設計

図1 「コールリーズン」×「顧客属性」によるチャネルコントロール設計

お客様をお待たせしないビジュアルIVR

 さらに、お客様が電話を選択した場合は、ビジュアルIVRが作動するようにする。音声ガイダンスを聞くことなく、スマートフォンでメニューをタップするだけでオペレータに繋がり、待ち時間も大幅に短縮される。

 企業にとっても、繋がるまでの時間削減により、フリーダイヤルの通話料が大幅に削減される。各種条件によるが、ビジュアルIVR導入により年間1,000万円の削減も期待できる。

図2 CRMateモバイル ビジュアルIVRの画面イメージ

図2 CRMateモバイル ビジュアルIVRの画面イメージ

 「CRMateモバイル」を利用することで、お客様の利便性とCXの向上だけでなく、業務の効率化も期待できる。富士通はコンタクトセンターにおける、DXの加速とCXの最大化の実現を支援する。

お問い合わせ先

富士通株式会社
デジタルマーケティングビジネス部
E-mail:contact-crm-pr@cs.jp.fujitsu.com
URL:https://www.fujitsu.com/jp/crm

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