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デンソー、導線改善 ・業務効率化のため対話エンジン導入

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自動車部品メーカーのデンソーは、BEDORE(東京都文京区、上野山 勝也代表取締役)とエイチ(東京都港区、伏見匡矩代表取締役)の協力のもと、深層学習と自然言語処理を活用した対話エンジン「BEDORE Conversation」を導入し、運用することを決定した。

デンソーでは、社内手続きに関する問い合わせが増加する一方、「どこに問合わせをしたらいいのか分からない」「在宅勤務のなか、問い合わせを遠慮してしまう」という声が目立っていた。窓口への導線改善や気軽に問い合わせができる環境作りが課題だった。一方、総務・人事本部では、約4万5000人の社員や数多く存在する部署に対して、人事手続きや勤怠情報の確認や経費申請方法などの対応に追われていた。その多くが定型的な内容であることから、自動化・業務効率化を図るため、対話エンジンを導入した。

まず、総務・人事本部・ITデジタル本部で候補となる対話エンジンを評価、検討した。選定時の評価基準は、日本語での回答精度の高さと、運用の容易さだ。主体となったITデジタル本部が、複数社のPoCを実施した結果、精度・運用面ともに「BEDORE Conversation」の性能を高く評価し、今回の採用に至った。

また、検証時に定性的なアンケートを実施した結果、「タイムリーに的確な回答が返ってくる」「気軽に利用できるので問い合わせに対するハードルが下がる」などの声が上がり、新たな窓口として期待を寄せる意見も見られた。11月からは、総務・人事本部での問い合わせ対応を中心に、全従業員を対象とした活用を予定している。

 

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