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グリーン・シップ、自治体向け「ワクチン接種自動予約サービス」を提供開始

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 選挙調査を行うグリーン・シップ(東京都千代田区、田中明子社長)は、自治体向け新型コロナウイルス感染症のワクチン接種予約支援サービスを提供する。2021年5月15日より福岡県の自治体において100回線、5月20日より300回線を従来のコールセンターに追加して運用を開始。同サービスは、従来、オペレータが応対するコールセンター業務をロボットが行うことで、品質の担保や業務の効率化を実現する「ロボットコールセンター」を活用している。自治体が設置するワクチン接種コールセンターを増強でき、スムーズな予約受付を実現できる。

 現在、全国の自治体ではワクチン接種が開始となったものの、予約受付において大きな混乱が起きている。先行接種対象である65歳以上の高齢者は、電話での予約を試みるものの受付窓口の電話がつながらず、予約ができずに不安に思っている人が報道などでも多く見受けられる。このため、多くの高齢者からは電話回線を増やしてほしいとの要望が多く聞かれる。一方、電話予約の窓口となるコールセンターでは、オペレータや回線の十分な確保は容易ではなく、有人で対応するには限りがあるのが実情だ。

 グリーン・シップが提供するワクチン接種予約支援サービスは、高齢者であっても容易に予約できる電話専用サービス。自治体が運営している有人コールセンターに「ロボットコールセンター」を追加で開設し、受付数を大幅に増やすことが可能となる。音声ガイダンスにしたがって電話機のボタンを操作するだけで予約することができる。接種券番号や生年月日、接種希望日、接種会場などを音声ガイダンスに沿って入力できるため、誰でも簡単に予約が可能となる。


 同社は国政選挙での選挙情勢調査を報道機関から受託しており、1日最大1000万件超の架電・受電が可能な設備を保有している。「ロボットコールセンター」で受付した場合、例えば1件の予約取得所用時間7分と想定すると1時間に約800件の予約受付が可能となる(注:常に回線がつながった場合の試算)。導入・運用まで10日程度ででき、今回、自治体支援特別価格での提供を予定している。
 また、同社では予約支援サービス以外にも、「ロボットコールセンター」を活用して、自治体から高齢者世帯へワクチン接種の注意喚起のためのメッセージを自動架電するサービスや、予約以外の各種問い合わせを自動応答できるサービスなども提供している。

 同社は、ワクチン接種予約支援サービスの提供により、新型コロナウイルス感染拡大の一刻も早い終息に寄与していく。

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