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OKI、コンタクトセンターシステムの最新モデル「CTstage 7DX」を販売開始

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OKI(東京都港区、鎌上信也社長)は、コンタクトセンターシステム「CTstage」の最新モデル「CTstage 7DX」の販売を開始。これに合わせて、製品発表会を開催した。

ソリューションシステム事業本部IoTプラットフォーム事業部長の西田慎一郎氏は、「最新モデルは、『DX』をキーコンセプトに機能強化を図りました。環境や生活様式、働き方の変化を踏まえた業務改革を実現可能するシステム」と、開発の意図を説明する。


デジタルシフト
コンタクトセンターの「デジタルシフト」の重要性


前モデルの販売開始から約7年を経ており、その間の環境変化は大きい。とくにSNSやメッセージングアプリの普及を背景としたチャットコミュニケーションの浸透は目覚ましく、コンタクトチャネルの選択肢として確立。2016年ごろからチャット窓口を開設する企業が徐々に増え、2020年のコロナ禍において電話の代替チャネルとしての在宅活用ニーズにより加速的に拡大した。

CTstage 7DXは、ボイスゲートウエイとノンボイスゲートウエイをメディア機能として有しており、チャット対応においても、電話と同様、ACDや統計情報、シートマップなどの諸機能を利用できる。ソリューションシステム事業本部IoTプラットフォーム事業部コンタクトセンターシステム部部長の大島 浩氏は、「電話とチャットは、繁閑のタイミングが異なるため、リソースマネジメントの観点ではマルチチャネルACDが理想的」と指摘。「現状は、電話とチャットは、リソース(要員)もシステムも独立して運用しているケースが一般的ですが、CTstageの既存ユーザーからの、統合に対する期待の声は多い。これから必要になる機能と考えています」と強調する。


ボイス/ノンボイスの統合
ボイスとノンボイスの統合イメージ


このほか、初期バージョンから強化を積み重ねてきた実効性の高い機能群を備える。管理画面上でコールフローやスケジュール、ルーティング、音声ガイダンスの変更、チャットウィンドウの設置サイトの追加・変更が容易に行える。「オンプレミスシステムながら、急な運用変更にも即応できる柔軟性が特徴」(大島氏)という。

価格は、2500万円(50席モデル)~。同社は、今後3年で2000セットを目標として拡販する。

なお、CTstage 7DX と同一の機能を提供する「CTstage Cloud」は、2020年10月から販売を開始。モニターキャンペーン(www.oki.com/jp/ad/ctstagecloud_tour/?cid=RIC)の利用も順調に推移しているという。大島氏は、「CTstage 7DX/Cloudは、センターの現行システムに施したカスタマイズ機能の複雑度・継承意向と、“アップデートなどのシステム停止のタイミングを自由に設定したい”というような自社運用志向を判断軸に、個別の要望に応じて提案し棲み分けていく方針」という。


今回の最新モデルのリリースに合わせ、サポートサービスを拡充。同社の技術者が24時間365日体制で対応可能なサービスや、定期的にCTstageのサーバーのイベントログやパフォーマンス情報、サーバー稼働状況から、運用に影響のある可能性が高いものをアラートするプロアクティブサポートなどを用意している。

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