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2017年10月号 <ITの選び方&使い方>

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ITの選び方&使い方

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

かんでんCSフォーラム

繁閑に合わせて1席単位で増減に対応
クラウド最大のメリット「コスト最適化」を追求

 かんでんCSフォーラムがコールセンター受託ビジネスの収益を好調に伸ばしている背景には、ジェネシス・ジャパンのクラウドプラットフォーム「PureCloud」の採用による運用コストの最適化がある。クライアント企業の業務の繁閑に応じて利用席数を1席単位で変更することにより、実利用に即した「無駄のない運営」を実現した。さらに、機能を拡充する予定のデジタルチャネル「LINE」や「Apple Business Chat」を訴求ポイントとして、提案力も強化していく計画だ。

今月のPOINTS!

システム概要
同社のアウトソーシング業務の一部を担うコンタクトセンター基盤として、ジェネシス・ジャパンのオールインワン・クラウドプラットフォーム「PureCloud」を選定した。

選び方のポイント
約1カ月間で構築できることを必須条件にクラウドサービスベンダーを絞り込み、比較評価を行った。80項目を比較した結果、繁閑に合わせて柔軟な席数変更が可能なことに加え、受託予定の業務に不可欠なアウトバウンド機能の豊富さ、アップデートによる機能の拡張性が決め手となった。

使い方のポイント
既存のオンプレミス型システムと併用。業務の繁閑に合わせて利用席数を調整し、運用コストの最適化を図った。今後は、クライアント企業に対しては、2017年度内のリリースを予定しているLINE対応も含めたオムニチャネルサービスを提案していく方針を示した。さらに、将来的には、Apple Business Chatへの対応やAIとの連携にも期待をかけているという。

平田和義氏

営業部
R&D推進プロジェクトチーム
チームマネージャー
平田和義氏

図 運用図

図 運用図

※画像をクリックして拡大できます


2017年10月号 <カイゼンの軌跡>

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カイゼンの軌跡

<コーナー解説>
コールセンターの業務改善のビフォー・アフターを中心に施策をまとめます。

GMOメディア

究極のローコストでナレッジ構築
チャットボットを社内FAQに活用

今月のHints!

Hints

 ナレッジツールはセンターの運用に不可欠だが、限られた条件内で見つけるのは簡単ではない。GMOメディアでは、ナレッジ共有ツールに、カラクリが提供するチャットボットシステム「Karakuri」を採用した。選定のポイントは以下。

(1)コストを抑えること
新たなIT投資が難しかったため、無料で使える「チャットボット」に着目。

(2)スタッフに使ってもらえること
回答精度を高めるには、利用頻度の向上が不可欠だ。キャラクターが答えるユーザーフレンドリーな雰囲気でこれを目指す。

谷村聡一氏

GMOメディア
CS推進室 マネージャー
谷村聡一氏

2017年10月号 <リーダー・オブ・ザ・イヤー 2016>

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高木 恵美 氏

経営貢献からメンバーの心のケアまで
「働きたくなるセンター」の原動力

キャリアパワー
チームリーダー
(サンスター 通信販売お客様センター所属)
高木 恵美 氏

Profile

高木 恵美 氏(たかぎ・えみ)

スポーツ用品販売業務、病院の受付センター、カード業界のアウトバウンド業務等を経験し、2007年からサンスター業務に従事。幅広い業種・業務の経験が現職場で活かされ、スーパーバイザーに昇格。現センターでは不可欠な存在となっている。

 派遣社員が主力となっているセンターにとって、社員とのパイプ役を担う人材は極めて貴重だ。

 サンスター 通信販売お客様センターでスーパーバイザー(SV)として勤務する高木恵美さんは、派遣会社であるキャリアパワーからの派遣社員としてすでに約10年間、センター運営に携わっている。電話応対から勤怠管理、品質管理まで、その業務範囲は広い。

 同社センターはポリシーのひとつとして「個人の成長なくして組織の成長なし」を掲げている。高木さんは、業務につながる、もしもし検定、食生活アドバイザーなどの資格を取得したほか、応対品質セミナーなどにも積極的に参加し、“学びの姿勢”をメンバーに示している。そうして得たさまざまな知識やノウハウは徹底してセンター内で共有している。

 センターの成長とともに、ダイレクト販売の売上高も大きく伸長した。高木さんは、キャンペーンの提案、ダイレクトメール(DM)紙面の校正、スクリプト作成、モニタリングなどの業務を担当。クロスセル、アップセル、定期購入への案内などのLTV(ライフ・タイム・バリュー)向上に貢献している。

メンバーの悩みを知るために
常に最前線に立つ!

 一般的に、オペレータからSVになると、直接、顧客対応する機会は減る。しかし、高木さんは「実際に対応しないと、メンバーの抱える悩みを理解できないこともあります。ですから、本数は少なくとも直接対応業務に従事することが重要」と仕事に対するスタンスを説明する。

 センターを大事することとは、「イコールで仲間を愛すること」と話す高木さん。毎日、必ず全スタッフに声掛けし、昼食時にはコミュニケーションを積極的に取る。とくに新人スタッフのメンタルケアは欠かさない。同社に限らず、派遣社員の多いセンターは、数々の職場を経験しているケースが多い。同社センターのほとんどのスタッフが「今までで一番、環境がいい職場」と言い、離職率も低い。そう評される最大のポイントが、人間関係の良さだ。高木さんの精神的かつ献身的なフォローが貢献していることは間違いない。

 高木さん自身は、「(今の職場は)社会人生活で最も厳しい仕事」という。しかし、「それだけに誇りを持って、楽しんで仕事しています」と笑顔を見せる。社内外から評価されるセンターには、高木さんのようなコミュニケーション上手の存在が不可欠といえそうだ。

2017年10月号 <連載/コラム>

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コラム

市界良好:第66回

通販での約束ごと

秋山紀郎

AfterCall~電話の後で:第66回

「効率」視点のみのIVRはNG
顧客を逃さない設計のポイント

長掛文子

3 Minutes Lesson 毎日できるメンタル・ケア:第47回

ワクワクしながら働こう

奥 富美子

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第32回

「組織」と「戦略」どっちが先?

渡部弘毅


2017年10月号 <連載/マンガ>

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マンガ

マンガ

督促オペレータ奮闘記(57)

榎本まみ

ダミ声

著者のブログ(督促OLの回収4コマブログ)はこちら

2017年10月号 <連載/基礎>

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基礎

新任マネージャーのためのコールセンター運営の基礎知識:第3回

「その場しのぎ」のマネジメントから脱却
目的の達成度を数値で検証しよう

五月女 尚

設立当初の目的や方向性などは、経営陣や管理者が入れ替わるたびに形骸化しがちだ。2000年以降に全国で相次いで設立した多くのセンターでは、人員の入れ替えや日々の業務に忙殺されるうち「何を目的に運営しているか」明確に答えられない社員が多くなっている。今回は、コールセンターの設立目的を振り返ることの重要性について解説する。

 

チャットボット「はじめの一歩」:第2回

「どこで」「どのような」対話を提供するか
導入時に必要な“窓口デザイン”のポイント

長谷佳明

チャットボットは活用目的ごとに設置すべき「場」が異なり、利用を促すための仕掛けやどのようなコミュニケーションを行うのかといった「会話のデザイン」も異なってくる。また、汎用的なチャットサービスを活用する場合は、セキュリティの制約や審査条件もあるためデザインにも注意が必要だ。今回は、導入時に検討すべきポイントを説明する。

2017年10月号 <連載/戦略>

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戦略

顧客感動のメカニズム:第6回

顧客と企業の乖離を知り
ポジティブ体験をデザインする

高見俊介

これまで、ポジティブ体験のタイプについて、事例を交えて紹介してきた。今回は、これらの要素を「発想の引き出し」として活かしながら、実際に企業やセンターがカスタマー・エクスペリエンスをデザインする際の具体的なアプローチ方法を解説する。


2017年10月号 <サービスのプロに聞く>

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京子さん

<コーナー解説>
店舗など、コールセンター以外を含めた接客やサービスのプロにその心構えやノウハウを聞きます。

「これが、日本のおにぎりです」
絶対的な自信が生む“心配り”

創業58年の老舗おにぎり屋
宿六
女将
京子さん

Profile

両親がはじめたおにぎり屋「宿六」の接客をはじめ、その後二代目女将としておにぎりを提供する。現在、昼の部は三代目が担い、夜の部に女将が立つ。

 東京でもっとも古いおにぎり“専業のお店”の「宿六」は、昭和29年(1959年)に浅草、言門通り沿いに創業しました。「当時、浅草は都内屈指の賑わいで、飲食店が多くあったのですが、どの店も20時頃には閉店していました。そこで、“〆の一品”を出すお店としておにぎり屋をはじめました」と二代目女将の京子さんは話します。

 創業58年、遠方からのファンも多く、親子三代での顧客も持つおにぎり屋の接客術を聴きました。


2017年10月号 <ソリューション&サービス>

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ソリューション & サービス

<コーナー解説>
ITソリューションの導入に関し、背景や動機、選定要素と運用ポイントを聞く事例記事です。

Webコラボレーション

サイト上の行動を把握し、画面を共有する──
電話の顧客体験を高めるマルチチャネル・ツール

電話は、消費者にとってWebサービスで問題解決できなかった際の“最後の手段”でもある。すでに「解決できない体験」をしている顧客を満足に導くためには、待たせず、手間を掛けさせない応対が求められる。Webにおける顧客の行動把握や入力操作を支援するWebコラボレーションの主要ツールの機能を検証する。

 電話は、Webで問題解決できなかった際の“最後の砦”でもある。Webコラボレーションツールは、Webで「問題解決できなかった」体験をしている顧客の電話応対を支援するものとして、金融やテクニカルサポートを中心に導入が進んでいる。今後の主要購買層となる20代、30代のインターネット利用者の半数以上が、製品の購入・取引を利用目的の1つとして挙げていることをとらまえると、今後はWebを起点としたカスタマーサポートの充実が一層求められると考えられる。Webコラボレーションツールの提供機能を、「Web上の行動(トランザクション)把握」「画面共有」「ブラウザ上で電話」の3つに分類し、主要なソリューションを紹介する。

図 「Web×電話」コラボレーションのパターン

図 「Web×電話」コラボレーションのパターン

※画像をクリックして拡大できます

記事内で取り上げているベンダー(掲載順)

TIS
インターコム
santec
楽天コミュニケーションズ
NTTアドバンステクノロジ

2017年10月号 <センター探訪>

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センター探訪

センター探訪

センター探訪

休憩室を彩るハローキティ

©1976, 2016 SANRIO CO., LTD. APPROVAL No. SP580001

トランスコスモス

“明るく楽しい”をつくる
サンリオワールドな休憩室!

 「休憩室の壁一面にキティちゃんがいる」と聞いて訪れたトランスコスモス MCMセンター多摩。同センターのオリジナルキャラクターの「たまごちゃん」とコラボレーションしたハローキティが待つ、明るく楽しい空間が演出されていた。

 今年の春から、「リフレッシュコーナーの充実」をテーマにセンターの改善に着手。廊下にある壁面ロッカーの前に、50名が座ることのできる明るい色のベンチを置いたり、軽食を食べられるカウンター&バーチェアなどを新設。コンビニエンスストアが提供する飲み物以外にサンドイッチなども入っている自動販売機を設置した。

 「以前は、別の階にあるコンビニまで行っていたのですが、5分や10分という短い休み時間でも気分転換の糖分が取れて、リフレッシュしやすくなりました」(MCMセンター多摩 井出詩織さん)と話すように、自分へのご褒美が身近になってモチベーション向上にもつながっているようだ。

 ハローキティは、サンリオとの使用許諾契約で、オリジナルに作成された壁紙を年間契約で使用している。同社センターのうち、サンリオピューロランドが近くにある多摩と託児所のある沖縄に導入した。

 クライアントの慰労会やファミリーデーなどの社内イベントでの利用はもちろん、街全体のイベントなどでは公開スペースとして多くの人が訪れる。

 今年の春に同社に入社したMCMセンター多摩の柳原朋佳さんは「サンリオはかわいらしくて女の子らしいイメージだったのですが、主婦の方でも楽しめるレトロポップな印象です。多摩センターのキャラクターとキティちゃんのコラボレーションは感動しました」と話す。

 明るく楽しい雰囲気は「気分転換」に大きく影響する。環境改善によるES向上施策の一例だ。

センター探訪

センター探訪

ベンチとバーカウンターを新設してリフレッシュコーナーの充実を図っている

2017年10月号 <わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす>

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わたちゃん

「組織」と「戦略」どっちが先?

ISラボ 代表 渡部弘毅

 最近、シニアシフトしている近所のイオンの店づくりや品揃えがすごく気に入っている、わたちゃんです。カミさんに思わず、「お前が先に逝ってひとり暮らしになっても、イオンがあれば俺は暮らしていける」と言ってしまい、ヒンシュクを買ってしまったばかりです。

 組織と戦略についての有名な名言に、チャンドラーの「組織は戦略に従う」と、アンゾフの「戦略は組織に従う」があります。「どっちやねん!!」という人もいますが、組織を「構造」と「文化」で分けると納得できるのではないでしょうか。

 組織構造はダイナミックに変化させることが可能ですが、組織文化はその企業が脈々と築きあげてきたもので、すぐには変えることはできません。

 すばらしい「組織文化」を創り上げ、その「組織文化」に基づいたその企業らしい「戦略」を立案する、という意味では「戦略は組織に従う」です。従業員と会社がエンゲージメントされた企業文化を作り上げ、その企業文化に基づいた戦略を立案していこうという考えですね。

 一方、立案した「戦略」を有効的に機能するために「組織構造」を作りあげる、という意味では「組織は戦略に従う」ということです。組織文化に基づいて、いくら立派な戦略を立案しても、その戦略がしっかり機能するにはパフォーマンスが発揮できる「組織構造」を作り上げることが重要という訳です。

 こう考えると「組織」と「戦略」はどっちが先というより、表裏一体といったところでしょう。

 それから重要なことは、「組織構造」はすぐに変化できますが、「組織文化」はすぐには変化できないという事実です。中長期的視野に立って従業員とのエンゲージメントを構築した「組織文化」を作り上げることは経営者の重要な役割ですが、短期業績に追われ、本来の役割を放棄している経営者も時々見られます。

 「時代の変化に合わせて企業は変わらなければいけない!」と朝礼で叱咤激励している経営者自身が、本来は変えなければいけない古い組織文化から脱却できないでいるケースもよく見られます。「組織」と「戦略」は永遠の課題です。

 ということで、家に帰って早速実践です。「そろそろ我が家も次の20年をにらんだ、新しい家族文化を再構築する時期にきている。チマチマ倹約する『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、勝つまでは!』文化から、『なんとかなるさ。人生は、その日をめいっぱい楽しもう!』文化に変革しよう。そして、その家族文化に基づいた消費戦略を立案しようじゃないか」──結果は、今回も玉砕です。脈々と築き上げてきた文化はそうそうに変わらないのです。よし、こうなったら地道な活動で下から文化の変革だ!

図 理念、組織、戦略の関連

図 理念、組織、戦略の関連

コールセンタージャパン 2017年10月号(9月20日発売)

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表紙

特 集 Special edition

激変する人材マネジメント
どうする?!『2018年問題』

Part.1 <現状と課題>
業務設計の基盤「人材管理」が変わる!
労働契約法・派遣法の対応ポイント

Part.2 <対談>
無期雇用化で変わる研修プログラム
“付加価値の高い人材”発掘の好機と捉える

アデコ/WOWOWコミュニケーションズ

詳細を見る

特集扉

第2特集 2nd Special edition

400人超の声から探る
SV/チームリーダーの条件

<掲載データ>
回答者属性/仕事内容/報酬/オペレータ時代の自己評価/仕事のやりがい/不満・不安/リーダーの条件/職場としての推奨度

詳細を見る

第2特集扉

戦略を学ぶ Strategy

< インタビュー >

アソシア志友館 理事長
ホテルアソシア名古屋ターミナルホテル
元代表取締役専務総支配人
柴田 秋雄 氏

倒産寸前のホテルを救った
「日本一幸せな従業員を作る」人間教育

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柴田 秋雄 氏


< CS戦略 >

ブライトテーブル
「ボット+在宅センター」が織りなす新サービス

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トレンドをつかむ Trend

< FOCUS-Topics >

顧客の「苦労」を可視化する
“CES”に見る理想の顧客対応(上)

イプソス ロイヤルティ調査事業部日本代表 金本雄一

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< FOCUS-Solution >

選定基準、購入動機、交換時期
データに見る「ヘッドセット」の利用実態

──イー・パートナーズ「ヘッドセット利用状況調査」

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< NEWS DIGEST/掲示板 >

住信SBI銀行/アシスト/NTTドコモ/丸紅情報システムズ/米アバイア/Studio Ousia/トランスコスモス/日本ATM

現場を知る Site

< 事例研究 >

アイペット損害保険
苦情をセンター長が全件チェック
関連会議とVOC専任部署で共有・改善を図る

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< カイゼンの軌跡 >

GMOメディア
究極のローコストでナレッジ構築
チャットボットを社内FAQに活用

詳細を見る

< サービスのプロに聞く >

創業58年の老舗おにぎり屋
宿六
女将 京子さん

「これが、日本のおにぎりです」
絶対的な自信が生む“心配り”

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< センター探訪 >

トランスコスモス
“明るく楽しい”をつくる
サンリオワールドな休憩室!

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< リーダー・オブ・ザ・イヤー 2016 >

キャリアパワー チームリーダー
(サンスター 通信販売お客様センター所属)
高木 恵美 氏

経営貢献からメンバーの心のケアまで
「働きたくなるセンター」の原動力

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ITを知る Information Technology

< ソリューション&サービス >

Webコラボレーション
サイト上の行動を把握し、画面を共有する──
電話の顧客体験を高めるマルチチャネル・ツール

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< ITの選び方&使い方 >

かんでんCSフォーラム
繁閑に合わせて1席単位で増減に対応
クラウド最大のメリット「コスト最適化」を追求

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< IT企業に聞く! >

コムデザイン
業界特化型CTIソリューションを開発
「ロイヤルカスタマー戦略」を提案

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< New Products >

丸紅情報システムズ/タカコム/アイ・シーアールエム

データを捉える Data

< DATA FILE by HDI-Japan >

問い合わせ窓口格付け調査
──損害保険業界

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< DATA FILE/今月の就業データ >

就業形態/エリア(集積地)別
有効求人倍率推移(2017年7月)

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連 載 Serialization

< 基礎 >

新任マネージャーのための
コールセンター運営の基礎知識:第3回
五月女 尚

チャットボット「はじめの一歩」:第2回
長谷佳明

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< 戦略 >

顧客感動のメカニズム:第6回
高見俊介

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< コラム >

市界良好:第66回
秋山紀郎

AfterCall〜電話の後で:第66回
長掛文子

3 Minutes Lesson
毎日できるメンタル・ケア:第47回
奥 富美子

わたちゃんのかすたま〜えくすぺりえんす:第32回
渡部弘毅

詳細を見る

< マンガ >

督促オペレータ奮闘記(57)
榎本まみ

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日本ATM、第11回社内応対コンテストを開催

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 日本ATMは、第11回となる社内応対コンテストを開催した。これは同社が受託するすべての金融機関(銀行)の業務チーム(お客様窓口)の応対品質標準化と向上を目的とし、その応対レベルを競うもの。全国40チーム(約1500名)から代表者を選出。予選を通過した上位10名が決勝に臨んだ。
 
 決勝では、競技者はキラリ銀行のシロタ氏となり、高齢の女性からの「通帳繰越」に関する電話を受ける。現在利用中の通帳を使い切り、新しい通帳に切り替えたいが、どうすればいいのかという相談。無人ATMでは対応できないことを詫び、有人窓口のある支店まで丁寧に案内することがポイントだ。優勝したのは、ふくおかフィナンシャルグループチームの田中裕衣さん。表彰式では、中野 裕社長から賞状とトロフィーを授与された。
 
★田中裕衣さんの優勝コメント。
 「このような賞をいただくことができ、嬉しさの半面、大変驚いています。予選の時は“高齢者からの拾得に関する電話”で、まったく話を聞いてくれないお婆ちゃんの応対に四苦八苦しました。このままでは本戦は危ない!と、センターの皆んなに協力してもらい、ロープレを重ねてきました。そのお陰で、普段通りの自分が出せたのが良かったのだと思います。私の練習に付き合ってくれたり、その分、人が減って大変な現場を協力しあって回してくれた仲間たちに感謝しています。普段は品質管理などの業務を担当していますが、今回の経験をもとに、さらにFFG3行の品質を高めていきたいと思います」



日本ATMの中野 裕社長(左)と、優勝した田中裕衣さん(右)


ファイナリストと審査員が一堂に会して

[製品紹介] VR-TR780 / タカコム

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VR-TR780(2017年秋発売予定)

タカコム
 
詳細を見る
対象ユーザー小規模から大規模コールセンター、金融、一般企業
対象規模小~大規模
製品形態オンプレミス型
価格情報個別見積り
製品概要タカコムは、通話録音装置の専業メーカーとして独自の企画・開発力を活かした通話録音ソリューションを提供。業種を問わず幅広いユーザーからの信頼を獲得している。さらなる通話録音の活用に向け、音声認識機能を標準搭載した通話録音装置「VR-TR780」の開発を進めている(2017年秋発売予定)。高精度の音声認識の導入を低コストで実現し、音声ビックデータの可視化・分析の基盤を提供する。
 
  • 製品紹介

「通話録音」+「テキスト化」一体モデルで
音声認識の低コスト導入を実現!

通話録音装置 VR-TR780(近日発売)

タカコム

通話録音専業ベンダーのタカコムは、新たな通話録音ソリューションとして、音声認識機能を標準搭載した通話録音装置の開発を進めている。音声認識の導入を低コストで実現し、音声ビックデータの可視化・分析の基盤を提供する。ハードウェア一体型で堅牢性・信頼性に優れており、ミッションクリティカルな分野での活用も期待できる。

低コストで「音声認識」を導入

 通話録音の音声データは、「音声認識」などの解析システムにより業務効率化やVOC活用など様々な目的に活用できる一方、コスト面でのハードルが高い。

 タカコムは、音声認識システムの導入に二の足を踏んでいるユーザーにもシステムの利用を勧めるべく、通話録音装置に音声認識機能を標準搭載し、低コストで導入できる新モデル「VR-TR780(近日発売)」の開発を進めている。

 音声認識エンジンは、ニュアンス・コミュニケーションズ社の「Nuance Transcription Engine」を採用。タカコムの高品質な通話録音、検索・再生機能に加え、世界水準の音声認識機能を搭載することで全文テキスト化を実現。「音声データ」と「テキストデータ」どちらにもアクセスでき、コールセンターに蓄積される音声の分析・活用を強力にサポートする。

システムイメージ

システムイメージ

通話のテキスト検索・可視化

 コールセンターには必須といえる通話録音にテキスト化を一体導入することで、これまで眠っていた膨大な情報を容易に利活用できるようになる。通話録音のデータを価値ある情報として、センター業務の負担軽減、商品・サービスの向上や企業戦略の策定など、効果的にサポートする。

・特定ワード抽出
 事前に登録した「NGワード」などをテキスト検索時に自動で抽出。オペレータ教育を強力にサポートする。また「フリーワード」での抽出によるキーワード検索で、顧客の要望やクレームを可視化でき、サービス向上や新製品開発などにも活用できる。

・解析レポート
 NGワードなど特定ワードの発話回数や、応答件数、放棄件数などの集計結果を自動集計し、リスト/グラフで表示できる。期間やオペレータなどを指定した、通話トラフィックの分析が容易に行える。

外部システムとの連携

 AIやCTI/CRMシステム、テキストマイニングなどの外部システムとの連携も可能だ。顧客応対管理、対話要約、対話ナレッジ、VOC分析など通話記録の利活用・分析などを自動化。ビックデータ解析の可能性が格段に広がる。

ラインナップを拡充

 音声認識搭載の新モデル開発にも着手しており、順次リリースを予定している。

・音声認識サーバ VR-TRS
 既存のタカコム製通話録音装置と連携することで、音声データの全文テキスト化を実現する。(来春発売予定)

・音声データ集中管理システム VR-TR800CES
 各拠点の通話録音装置から音声データを収集し、一元管理された音声データを全文テキスト化する。(2018年度発売予定)

お問い合わせ先

株式会社タカコム
営業本部 東京支店
TEL:03-5651-2281
E-mail:support@takacom.co.jp
URL:http://www.takacom.co.jp

お問合せ・資料請求

【トレンド】フィールドサービスソリューション

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Trend

[トレンド]フィールドサービスソリューション

「何度も聞かれる」「たらいまわし」を防ぐ!
サポートの“5W1H”を徹底共有

スピードと正確性を求められるフィールドサービスは、「いつ・どこで・だれが・なにを・どのように」実行したかをリアルタイムに把握し、情報共有できることが、顧客満足度向上のカナメとなる。主要各社のフィールドサービスソリューションは、現場の情報をスマホ、タブレットを通じて取得、部門をまたぐ情報共有を実現する。

 フィールドサービスは、受電、ディスパッチ(作業の割り当て)、修理/メンテナンスなどの業務プロセス別分業体制であることが多く、情報共有が難しい(図1)。とくに、CE(カスタマーエンジニア)またはFE(フィールドエンジニア)の作業現場と、コールセンターやディスパッチセンターとの物理的な距離があればあるほど、リアルタイムに「いつ・どこで・だれが・なにを・どのように(5W1H)」実行したのかを把握しにくくなる。

 フィールドサービスソリューションは、情報共有を支援し、「一度伝えたことが伝わっていない」、あるいは「たらいまわしにされた」といった顧客の不満を解消する。近年は、スマートフォンやタブレット向けのアプリをCE/FEに配布することで、リアルタイムな情報取得が可能になった。

 クラウドCRMベンダー各社が相次いでソリューションの提供を始めたことで、選択の幅も広がっている。ここでは、「(1)コールセンターがディスパッチ業務も兼任する」「(2)複数の委託会社で運用している」「(3)コールセンターが部材調達も管理する」といった3つの運営形態で活用できるソリューションを検証する。

図1 フィールドサービスの課題

図1 フィールドサービスの課題

[1]ディスパッチ業務を兼任

自動割り当てで効率化を支援

 ディスパッチ業務も兼任するコールセンターでは、受電から修理・メンテナンスの作業完了までのマネジメントを一気通貫で行う。ディスパッチは、納入製品や所在地といった顧客情報と、CEの保有スキルや作業予定を照らしながら“パズル”のように割り当てるため、相応の経験を積んだ人材でも多くの時間を割く。

 オラクルは、カスタマーエンゲージメントによる収益向上を支援するクラウド・アプリケーション「Oracle Service Cloud」のコンポーネントの1つとして、フィールド・サービス管理機能を提供。自己学習型ルーティング・エンジンによって、ディスパッチを自動化できる。

 「2015年2月に買収したフィールドサービスソリューションのグローバル大手TOAのエンジンを採用しています。1万件の依頼をCE1000人に約4分で割り振ることができます」と、日本オラクル クラウド・アプリケーション事業統括 事業開発本部 ビジネス企画・推進部の東 裕紀央シニアマネージャーは説明する。

 エンジンの特徴は、従来のディスパッチの判断基準となる受付情報と顧客情報、CEの保有スキル、作業予定に加え、個別の作業実績データをもとにスケジュールを作成できること。同じスキルでも人によって得意・不得意があり、それが作業時間に反映される。例えば、「2時間で作業できるAさん」と「2時間30分で作業できるBさん」が作業可能な状態であれば、業務効率と顧客満足度の観点から、Aさんを割り当てる。

 過去の作業実績をディスパッチに反映するには、2週間程度の学習期間を要するが、適用によって大幅な業務の効率化を見込むことができる。とくに、オペレータ、ディスパッチャー、CE合計で100ユーザー以上の企業で効果を発揮するという。さらに、スケジュールは、同時に複数パターン作成できる。「より多くの依頼を完了したい」「休憩時間を多めに確保したい」などの依頼と現場の状況に合うものを選択可能だ。

 作成したスケジュールと現場の状況は、ガントチャート・ビューとマップ・ビューで表示する。CEごとに、移動時間やルート、作業時間など、“当日の動き”を視覚的に把握できる。作業の遅れなどにより、計画通りに進まない可能性のある作業が発生すると、アラートで通知。再割当を実行することで、「約束の時刻に到着できなかった」など、クレームにつながる事態を未然に防ぐ。

日本オラクルの「Oracle Service Cloud」

日本オラクルの「Oracle Service Cloud」。納入製品、顧客情報から、対応可能な日程をカラーで表示する

拡大画像はこちら

鮮度の高い情報をアプリで収集 現場情報を写真で蓄積可能

 セールスフォース・ドットコムも、2016年9月からクラウド型のカスタマーサービス向けCRM「Salesforce Service Cloud」上で、フィールドサービス機能「Salesforce Field Service Lightning」の提供を開始する。オペレータ向けのサービスコンソールと共に、ディスパッチャー向けのディスパッチコンソール、モバイルアプリ「Salesforce1モバイルアプリ」内でCEの入力情報を一元管理する。

 同ソリューションも、受電時にポップアップするCRM情報を受付情報(依頼)に紐付けて、自動でディスパッチする。フィールドサービスでは「受電から2時間以内に到着する」「ベテランのAさんが担当する」などのSLAが結ばれているケースもある。これらの情報をCRMに含めることで、手配したCEにも作業指示として共有できるため、現場でのトラブルに発展しにくい。作業終了報告は、電子サインを用いて現場で作成・送信が可能だ。

 “現場把握”という意味では、モバイルのカメラ機能の活用も有効だ。エンジニアが現場の写真を撮影、コールセンターに送付し一括管理しておけば、製品開発部門、営業部門に「どんな状態で使われているのか」をいつでも伝えられる。現場には、製品の開発、改善のヒントが多数ある。「最近、この製品の特定箇所に破損が多い」といったリコールにつながりそうな情報や、実際の使われ方などの知識は、従来、各エンジニアの個人知にとどまっていた。コールセンターで形式知として蓄積することで、よりスピーディーな対処、改善を期待できる。「結果的に不満コールの減少も見込めます。さらに、経営に貢献する情報の提供によって、センターの部門としての価値も高まるはずです」とセールスフォース・ドットコム マーケティング本部プロダクトマーケティングの畠 慎一郎シニアマネージャーは指摘する。

 なお、サービスコンソールの画面構成は、自在にレイアウト可能。部材リストを表示させるなど、自社業務に適した配置に変更できる。モバイルアプリのUIも、デスクトップPCに連動して自動変更されるため、メンテナンスの手間が少ない。自社ソリューションでコールセンターから現場までカバーできるからこその仕組みと言える。

セールスフォース・ドットコム「Salesforce Field Service Lightning」のディスパッチ画面

セールスフォース・ドットコム「Salesforce Field Service Lightning」のディスパッチ画面。作業時間は黄色、休憩は紺色、移動時間は線で表している

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[2]委託会社の管理

ポータルで進捗共有

 自社で依頼を受け、実際の作業は製品別または地域別に委託会社に任せるケースもある。この場合は、システム自体が分断されていることから、電話やFAXで依頼された内容をメモ用紙やホワイトボードに書き込み、その内容をまたExcelファイルに入力し直すといった手作業による情報伝達が少なくない。結果、伝達/入力漏れによるコミュニケーションの齟齬が起こりやすかった。

 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、Aptean(旧コンソナ・ジャパン)と共同開発したCRMパッケージ「Onyx」をベースとした「フィールドサービスソリューション」で、委託会社向けの「パートナーポータル」を提供している。

 修理依頼の受け付けから、作業を担当する委託会社(現場担当者)のディスパッチ、作業完了までのステータス管理を実施する。ディスパッチは、対応製品の分類や該当エリア、スキルを条件に、委託会社の候補とスケジュールが表示されるため、最適な割り当てが可能だ。さらに、保守契約管理機能も具備している。保守契約の取りこぼしの防止に努めることで、保守契約率の向上にも貢献する。

 委託会社は、パートナーポータルを通して、依頼の確認や顧客の作業実績の報告、スケジュール変更を行う。いつでも担当エリアの顧客情報や作業履歴、予定が確認できるため、伝達ミスの防止にもつながる。作業完了時の報告も同ポータルに入力することで、コールセンターとのリアルタイムな共有と情報の可視化を実現する。

 なお、「もっと簡易にフィールドサービス機能を利用したい」というニーズがある場合は、同社の親会社である富士通からCRMモバイルソリューション「CRMateモバイル」をコアにしたフィールドサービスソリューションを提案している。

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ「フィールドサービスソリューション」のディスパッチ画面

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ「フィールドサービスソリューション」のディスパッチ画面。インシデントの商品分類、エリア情報と業者のスキルに合致する委託会社から候補を選定

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スキルや資格有無で優先度設定 効率的な作業割当をサポート

 パナソニック インフォメーションシステムズが提供する、CRMパッケージ「eSmileCall」のフィールドサービス向けソリューション「eSmileFeSS」は、自社と委託先の情報共有をメールで行う。作業割当が確定すると、自動で該当CEのスマートフォンにメールを送信する。もちろん、CE側から他の委託会社のスケジュールは閲覧できない。

 ディスパッチ画面には、手動による作業を最大限効率化できるよう、「FE(CE)のグループ管理」や、「拠点/スキル別管理」など、ユーザビリティに配慮した機能が組み込まれている。FEのグループ管理は、“スキルが高い”“資格保有者”など、作業割当時に優先して閲覧したい人材をグルーピングする機能だ。グループを選択すると構成メンバーを表示し、個別のスケジュール画面に遷移する。刻一刻と変わる状況のなか、要件に応じた最適な人材をアサインする、といった使い方が可能だ。「拠点管理」は、支社・事業所・拠点の3階層で依頼が発生したエリアの拠点情報の検索、「スキル別管理」は保有スキルと経験年数から検索ができる。

 なお、eSmileFeSSは、「eSmileCall」以外とも連携できる。保守業務に関わるモバイルアプリケーションや分析ツール、在庫管理、発注業務などの基幹システムとも組み合わせ可能だ。こうした柔軟性を訴求し、FE(CE)規模100人以上の委託元企業を中心に提案していくという。

パナソニック インフォメーションシステムズ「eSmileFeSS」のFEグループ管理機能

パナソニック インフォメーションシステムズ「eSmileFeSS」のFEグループ管理機能。作業状況・ディスパッチ画面で優先的に閲覧したいFEをグルーピングできる

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[3]部材調達も管理

日本の商習慣に応える機能

 修理やメンテナンスには、交換する部材を現場に届ける業務も発生する。「あとどのくらいで届くのか」のような問い合わせに即答するには、物流を扱う部門との情報共有も肝要だ。

 1970年から製造業に特化して開発してきたアステアのCRMソリューション「Astea Alliance」は、ディスパッチ機能をコアに、必要な機能をモジュールで追加するもの。コンタクトセンターやモバイル対応に加え、在庫の入出荷管理やロジスティクストランザクション履歴の閲覧、修理状況のトラッキングなどの機能も利用できる。アステア インターナショナルジャパン営業本部の大島 洋本部長は、「人だけが現場に到着しても部材が時間通りにそろわなければ作業は進みません。現場でお客様の怒りを招くことにもなります」と説明する。

 必要な部材、物流拠点の位置などの情報も、自動化エンジン「DSE」によるディスパッチの判断情報となる。アサインと同時に、修理に必要な部材の調達依頼はモバイルを通じて、物流センターの担当者に届く。なお、拡張機能の「カスタマーポータル」から顧客が修理依頼と部品や消耗品の発注をすることも可能だ。

 これまでの14回のバージョンアップで、日本特有の「商習慣」も機能に取り込んだ。例えば、故障した製品の代替品を持参し、持ち帰って修理する際の進捗管理をする「貸し出し機能」。長年使い続けた製品に愛着を持っているユーザーに対し、「いま修理中なのか、発送準備中なのか」を具体的に伝え、“ちゃんと戻ってくる”安心感を与えることができる。

 主に組み立て、産業機器メーカーなど650社に提供している。

図2 アステア「Astea Alliance」の対象領域

図2 アステア「Astea Alliance」の対象領域

変化する消費者の価値観 次世代のトレンドはIoT連携?

 BtoB、BtoCにかかわらず、製品や機器のコモディティ化により、アフターサポートの品質は「使い続けるか、乗り換えるか」の判断材料となっている。ソーシャルメディア上には、「あの企業はサポートが悪いから、もう使わない」といった投稿もある。

 サポートの差別化に向けた次の競争軸となりそうなのはIoT(モノのインターネット)による故障予測だ。販売した製品にセンサーを埋め込み、製品寿命や使用回数、頻度などから、不具合が出やすくなる時期を推測したり、稼働監視で異常な動作をコールセンターに通知するといった機能が普及するのも時間の問題といえる。アウトバウンドで修理や保守の依頼を受けるプロアクティブ対応が、次世代フィールドサービスのトレンドとなりそうだ。

この記事は月刊「コールセンタージャパン」2016年10月号に掲載されました。
掲載内容は発行当時のもので、変更されている場合がありますことをご了承ください。


リンク、「アウトソーシングオプション」を提供開始

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クラウド型コールセンターシステムの「 BIZTEL(ビズテル)」を提供するリンク(東京都港区、岡田元治社長)は、BIZTELユーザー向けにコールセンター業務の一部が委託可能なオプションサービス「アウトソーシングオプション」を提供開始した。

夜間や休日のみの委託や、あふれ呼(コール集中時に通話が回線数を越えて話中信号を返さざるを得ないコール)のみを委託することも可能。また、短期間のみ運用する受付窓口や、音声ガイダンス(IVR)によって問い合わせ内容を振り分けたうえ、特定の問い合わせ内容のみを委託するケースにも対応する。

オプションの通話転送は、BIZTEL 通信網内部での転送となるため、転送に関する通話料金は発生しない。

初期費用は10万円~(オペレータ研修費用を含む)。月額基本料金は5万円~(時間帯による)で、受電単価は一律500円/1コール(1コール3分が目安)。


ハンモック、名刺管理システムとCTIを連携

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ハンモック(東京都新宿区、若山正美社長)は、同社の名刺管理/営業支援ツール「HotProfile(ホットプロファイル)」と、シンカ(東京都港区、江尻高宏社長)が提供するクラウド型CTI「おもてなし電話 シンカCTI」との機能連携を実現した。 

「HotProfile」は、名刺をスキャンするだけで簡単にデータ化ができる法人向けの名刺管理機能を中心に、営業支援(SFA)、マーケティングオートメーション(MA)機能まで拡張可能な統合型のクラウド名刺管理サービス。
今回の連携により、相手からの電話着信時に「HotProfile」に蓄積した名刺データをパソコンやタブレットの画面に表示する新サービスを実現。2017年9月末より提供開始する。

具体的には、名刺情報を元に会社名やEメール、氏名、営業担当などの情報を表示する他、「HotProfile」に蓄積した営業活動、契約情報なども確認できる。
また、代表電話からの着信でも「HotProfile」に蓄積した顧客リストの参照が可能。

「もっとも拡張性を持った次世代クラウドCTI」コムデザイン / CT-e1/SaaS

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もっとも拡張性を持った
次世代クラウドCTI

コムデザイン / CT-e1/SaaS
 
詳細を見る
コンタクトセンターの運営には、電話を制御するCTIシステムが不可欠である。これまではオンプレミスによる導入が多かったが、クラウドサービスを採用する企業も年々増えている。多額の設備投資がかからないコストメリットや、必要な席数分だけで運用できるスケーラビリティなどが選ばれている大きな理由だ。しかし、クラウドCTIというと、拡張性に乏しいと思われていないだろうか。コムデザインのCT-e1/SaaSなら、一般的なクラウドCTIのメリットを超えたソリューションを期待できる。新規導入、リプレースをご検討している方に、ぜひ次世代クラウドCTIのCT-e1/SaaSを知ってもらいたい。

※ホワイトぺ―パー提供会社: 株式会社コムデザイン
 

現場で求められる機能はCRM連携も含めて「標準機能」でご提供
自社開発だから可能なローコストと無償カスタマイズ

通常のクラウドCTI以上のメリットをご提供

コムデザインのクラウドCTIサービス「CT-e1/SaaS」は、業種・業態を問わず幅広くご利用いただいており、その数は500テナント10,000席以上の実績を持つ(2017年9月現在)。導入していただいた企業の皆様の多くが、長期継続でご利用をいただいており右肩上がりの純増となっている。

その理由は、一般的なクラウドCTIがもたらす「安価な導入・保守コスト」「専用設備不要」「必要に応じた席数でのサービス利用」といったメリットのご提供は「あたり前」のものとして、さらなる大きな特長を有しているからだ。

その特長とは次の3つである。

(1)自由な構成:
一般的なクラウドCTIでみられるIP電話を利用した構成のほかに、既設PBXを利用する構成も特別な機器不要で導入可能である。またスマートフォンでも運用可能であるため、従来のコンタクトセンターの常識にとらわれない業務運用が実現できる。

(2)良好なコストパフォーマンス:
多くのコールセンターが必要とする、SalesforceなどCRMとの連携を標準機能で提供。さらにすべてのCTI機能においてオプション費用は不要だ。また設定変更やカスタマイズの作業費は追加料金不要で提供するため、コストを気にせずに運用を改善できる。定額のライセンス費用で理想のコンタクトセンターを実現できるわけだ。

(3)柔軟なカスタマイズ性:
一般的なクラウドCTIには個別カスタマイズの限度がある。だが「CT-e1/SaaS」は限度のない個別カスタマイズが可能である。また、さまざまな外部システムとの連携も柔軟に対応できる。これは自社開発でサービスを提供しているコムデザインだからこその強みである。

CT-e1/SaaSが可能にするさらなる拡張性

CT-e1/SaaSのポテンシャルは、これだけにとどまらない。IoTとの連携にもいち早く着手。モノがインターネットを通じて伝える情報のその先に待っている人と人とのコミュニケーションを円滑に取り持つソリューションを提供している。

また、オペレーターの受話環境をスマートフォンのみで実現。PCレスでかつロケーションフリーを実現するモバイルソリューションは、働き方改革のキーワードとなるテレワーク、災害時のBCP対応として活用できる。

さらに、音声認識機能を月額サービスとして提供開始。受電内容の文字データ化は、検索性を向上させるだけではなく、来るべきAI(人工知能)との連携も容易にする。

一歩も二歩も先を行くコムデザインのクラウドCTI「CT-e1/SaaS」。ホワイトペーパーで詳しくご覧ください。

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続きはホワイトペーパーをご覧下さい

目的の達成度を数値で検証しよう

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設立当初の目的や方向性などは、経営陣や管理者が入れ替わるたびに形骸化しがちだ。2000年前後に設立した多くのセンターでは、「何を目的に運営しているか」明確に答えられない社員も少なくなっている。

 コールセンターで果たすべき役割を大きく4つに分けると、
①電話の繋がりやすさや正確性、高い品質を維持・向上することによる顧客満足の創出
②労働集約型でスケールメリット効果および業務効率化を活かしたコスト削減
③顧客の声の収集・分析を行い経営に活かすための情報発信
④アウトバウンドやクロスセスなど売り上げ貢献

がある。
 多くのコールセンターで、設立時にはこの4つの役割に関連した目的が存在していたはずだ。
 これらの目的を達成するには、コールセンター専用の高度なシステムインフラを活用したり、場合によっては数百人を超える人・組織をマネジメントする他、マーケティング戦略上の情報発信基地としての地位を確立することが必要になってくる。



 上図はコールセンターのパフォーマンス最適化を達成するためのフレームワークだ。現場の管理者が経営陣に対し、現在のコールセンターの状況や、今後の取り組みについて説明する際、有効に活用できる。

 経営陣がコールセンターをコストセンターと認識している場合は、何を根拠にコストセンターと判断しているのか明確にする必要がある。
 本来は、基準となる指標があり、それを「クリアしていれば効率的」「クリアできなければ非効率」と判断すべきだ。経験と勘だけでコールセンターを運営していると、ロジカルに効率性を説明できず、センター運営の成果をアピールできなくなる。

 例えば、全国の支社/支店で受け付けている電話業務を一元化することで、業務効率化によるコスト削減と顧客の声の収集、経営への反映を図るためコールセンターを設立したというケースがある。
 設立から数年経つうち、日々の電話対応に忙殺された現場では、費用対効果の検証という重要な取り組みが形骸化し、結果、経営陣からコストセンターと認識されてしまったというパターンは多くみられる。
 そうしたセンターで、経営指標のKPIについてヒアリングすると、CPC(コスト・パー・コール:電話1本あたりの単価)の検証や、全国の支社/支店の電話が何割減少し、どれだけ労働集約効果が進捗しているのかを検証している企業は非常に少ない。

 一般的には総ワークボリュームを減少させ、総稼働時間を減少させれば、パフォーマンスの最適化=コスト削減が実現できるわけだが、その取り組みを整理してデータ検証した上で論理的に経営陣に説明することが重要だ。
 マルチチャネル戦略やFAQ活用による呼量削減や、後処理時間短縮による生産性向上、業務プロセス改善、呼量予測精度向上と要員配置の最適化による人件費の削減など、パフォーマンス最適化の取り組みはさまざまだ。どの取り組みを選択する理由や、見込める成果についてロジカルに説明できれば、取り組みのための投資を促すことも可能なはずだ。

 「コールセンターはコストがかかる」と経営が投資を嫌がるケースが散見されるが、センター管理者がもう一度原点に振り返り、現在のコールセンターの役割、目的は何なのかを検証することで、そうした経営の認識を改めることができるはずだ。

(連載「新任マネージャーのためのコールセンター運営の基礎知識」 月刊コールセンタージャパン2017年10月号掲載)

著者:五月女 尚
この著者の講座は、「コールセンター運営の基本知識とマネジメント入門講座」「 実践!KPIマネジメント・課題解決講座」です。

「コンタクトセンター・アワード2017」、受賞企業決定!

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 コールセンタージャパン編集部とイー・パートナーズが共催する「コンタクトセンター・アワード2017」は、9月28日(木)に最終審査会を開催、最優秀部門賞/部門賞および審査員特別賞を決定、表彰した。

最優秀部門賞は次の通り。

<ヘルプデスク/アウトソーシング最優秀部門賞>
TMJ
「経験学習の観点で取り組む人材育成 ~継続的な管理者育成プログラム「PLATOS」の挑戦~」

<テクノロジー最優秀部門賞>
バッファロー
「今までの概念を超えたサポートでお客様の自己解決向上!~スマホで見るマニュアル&サポートサイト改善~」

<オペレーション最優秀部門賞>
SBI証券
「お客様の性質が判れば対応が変わる!~“DiSC”を活用したタイプ別対応術~」

<ストラテジー最優秀部門賞>
三井住友カード
「ビジネス価値を創造する戦略部門への改革~感動を影響に繋ぐコンタクトセンター~」

<ピープル最優秀部門賞>
ヤフー
「10%ルールと1on1ミーティングで一人ひとりの情熱と才能を解き放つ組織づくり」

各部門賞は次の通り。

<テクノロジー部門賞>
三井住友銀行
「コールセンターにおける「人とAIの融合」~AIの育て方と活用について~」

<オペレーション部門賞>
オリックス生命保険
「初心者でも安心!対話型スクリプトシステム誕生!」

<ストラテジー部門賞>
カゴメ&ベルシステム24
「カゴメ通販事業部の「弱み」を「強み」で解決。「テレマーケティング」を活用した「One to One顧客リレーションシップ」の確立」

<ピープル部門賞>
ベネッセコーポレーション&TMJ
「モチベーション・スパイラルアップ施策」

審査員特別賞は次の通り。

大正富山医薬品
「みんなのアイデアと工夫で評価向上を実現! ~全国7拠点の対応バラつき解決策とは~」

日本コンセントリクス
「Digital Diagnostic Tool ~新ツールの開発で、コンタクト内容の見える化と効率化を実現~」

ベネッセコーポレーション&TMJ
「退会コンサルティングによる継続率UP!」

なお、当日は個人賞である「リーダー・オブ・ザ・イヤー」の表彰も行われた。受賞者は次の通り。

DHLジャパン カスタマーサービス本部 大阪カスタマーコンタクトセンター センター長 梁川 昌代氏

SBI証券 コールセンター次長 長島 佳子氏

ヤフー MSCオペレーション本部セールスサポート部 部長 吉谷 聡史氏

三井住友カード フォーユーセンター企画部(大阪) 原田 雄介氏

三井住友海上火災保険 コンタクトセンター企画部 営推チーム チーム長 鎌田 豊氏

日本コンセントリクス 福岡中洲川端事業所 オペレーションマネージャー 山口 拓郎氏
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