オフィス内に点在するミーティングスペース
バランスボールで作った椅子
弥生
脱・操作案内!
事業コンシェルジュを目指します
会計ソフトメーカーから、ユーザー企業の成長をサポートする“事業コンシェルジュ”への転身を図る弥生。カスタマーセンターでは、聞かれたことにのみ答える操作案内に留まらず、「ユーザーがしたいこと、すべきこと」を意識した応対を目指している。
オペレータには、税理士や会計士など資格取得を目指して勉強中という若者も少なくない。知識もあり長期にわたって活躍してくれる強力な存在だが、資格に合格すれば卒業してしまう。優秀な人材の一定の入れ替わりは、避けられない課題だ。
大阪センターは2016年5月に市の中心部に移転した。市営地下鉄の他、JR線や京阪線からも徒歩圏内となり、「採用の幅がぐっと広がった」と大阪カスタマーセンターセンター長の西部淳子氏は言う。
新センターは、ミーティングスペースを点在させているため、コミュニケーションがより円滑になった。
休憩室はカフェのような雰囲気で、都会の風景を楽しめるソファ席や琉球畳でくつろげる和室もある。
長時間同じ姿勢で座っているオペレータの健康状態を配慮し、ミーティングスペースの椅子をバランスボールで作ったり、ストレッチのポーズを描いたシールを壁に貼ったり、広い歩幅で歩くことを促す“足跡”をプリントしたシートを敷いたりしている。
移転によって、優秀な人材を確保するための環境がより整った。同社が目指す“事業コンシェルジュ”に近づくための大きな一歩だ。
ストレッチポーズを描いたシール
広い歩幅で歩くことを促すシート
都会の風景を楽しめるソファ席
琉球畳のくつろぎスペース